快勝!快勝!快勝!

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皆生特別を好時計で勝ち挙がったマジックボンバー(牡4、栗東・境直厩舎)。
休み明け2戦目でこの馬本来の走りができたと言えるだろう。
「落ち着きがあったのは良かったかな。体も少し回復していたからね。レース内容とすれば完璧だったと思う」と境直師。
次走は、7月19日に新潟で行われる越後ステークスに向かう見込みとのこと。
ダートに矛先を向けてからまだ底らしい底を見せていない逸材。次走も目が離せない。

また、米子ステークスで逃げ切り勝ちを収めたのがフサイチアウステル(牡6、栗東・池江寿厩舎)。
これでオープン特別を2連勝と一時のスランプから完全に脱した印象だ。
「最後まで集中力が持続するようになった。元々力のある馬だったからこれぐらいは走れていい馬だよ」と吉村助手。
次走はまだ未定とのことだが、関屋記念あたりを視野に入れて調整する見込み。
3歳時には菊花賞で穴人気になったほどの好素材。再び重賞戦線を賑わすことになりそうだ。

先週日曜の阪神、1.49.1秒のタイムでデビュー戦を勝ち上がったのは、新種牡馬ネオユニヴァース産駒のロジユニヴァース(牡2、美浦・萩原厩舎)。
関東馬ながら早くから栗東に滞在して環境に慣れる調教を積んだことが功を奏した感がある。
「稽古で乗ったけどその時よりも走りが良かったし、素直でセンスの良い馬だね。これからが本当に楽しみ」と武豊騎手は素質、能力に惚れ込んでいた。

最後にジャンプ界の新星について。
土曜日に行われた障害オープンで前走に引き続き連勝したバトルブレーヴ(牡6、栗東・本田厩舎)である。
道中も終始楽な手応えで3.25.0秒のレコードで圧勝。
「使う毎に飛越が巧くなっている。次は小倉サマージャンプを予定しているけど、直線が芝の方がいい馬だからね。この後、順調に調整ができれば次も期待できると思うよ」と菊地昇騎手の顔からは笑顔が絶えなかった。