【フローラS】ミッドサマーフェアがオークスへ名乗り

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12年4月22日(日)、2回東京2日目11Rで第47回サンスポ賞フローラS(GⅡ)(芝2000m)が行なわれ、蛯名 正義騎手騎乗の1番人気・ミッドサマーフェアが優勝。勝ちタイムは2.02.0(良)。

2着には2馬身半差で2番人気・アイスフォーリス(牝3、美浦・相沢厩舎)、3着には18番人気・ダイワデッセー(牝3、栗東・松田国厩舎)が続いて入線した。

勝ったミッドサマーフェアは今年の1月に未勝利を脱出。その後はクイーンC6着、黄梅賞3着と賞金を加算できずにいたが、君子蘭賞では後続に3馬身半差をつけての圧勝。トライアルへと駒を進め、見事連勝でオークスへの出走権を手に入れた。馬主はH.H.シェイク・モハメド殿下、生産者は日高のダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。馬名の意味由来は「真夏の祭典」。

1着 ミッドサマーフェア(蛯名騎手)
「本当にいい馬だね。自分としてはケガからの休養明けなのに、こんなチャンスが巡ってきて感謝するしかない。金曜にも跨って感触をつかんでいたし、状態に不安はなかった。テンションが上がることもなく、スムーズに返し馬ができたよ。出たなりでレースを進めたが、好位置で折り合えた。抜け出すのが早く、最後は遊んでしまったが、過剰に負担がかからず、いい勝ち方ができたと思う。オークスでは距離が延びるけど、どの馬も初めてとなる同じ条件だからね。きょうの競馬ができれば、同様に終いを生かせるだろう」

2着 アイスフォーリス(松岡騎手)
「長く脚を使える持ち味を発揮できた。よくがんばっているが、勝ち馬に迫られたときは勢いが違った。相手が強すぎ」

3着 ダイワデッセー(武士沢騎手)
「テンションが高いのを心配しましたが、大丈夫でしたね。この距離は合いますよ。そう切れるタイプではありませんが、流れが向いたこともあり、よく脚を伸ばしました」

4着 ターフデライト(中谷騎手)
「ゲートで躓いてしまったが、まずまずのポジションを取れた。切れる馬が揃ったなか、よく走っている」

5着 セコンドピアット(石橋脩騎手)
「このコースで大外枠は不利です。脚があったのに、届きませんでした。なるべくコースロスがないよう、馬群に入れて追い上げたのですが」

6着 ラスヴェンチュラス(吉田豊騎手)
「直線で伸びかかったところで挟まってしまった。あそこで躊躇せずに抜けていれば、もっとやれたと思う」

8着 ウイングドウィール(江田照騎手)
「直線へ向いたときの手応えが良く、一瞬、夢を見たよ。競馬が上手だし、これから力を付けてくれば楽しみがふくらむ」

9着 アンアヴェンジド(杉原騎手)
「スタートが良く、いいリズムで運べました。直線もしっかり伸びています。これが2戦目。馬込みで競馬ができ、収穫はありましたよ」

10着 フラゴリーネ(津村騎手)
「まだゲートが上手くないのですが、コースロスなく競馬ができました。もっと伸びそうな手応え。これから力を付け、先々は走ってくるはずです」

12着 アラドヴァル(勝浦騎手)
「もっと前へ行きたかった。なかなかレースが流れず、この上りでは。力を出し切れなかった」

14着 チャーチクワイア(三浦騎手)
「これからの馬。勝負どころでもたついてしまった」

16着 レッドマーキュリー(後藤騎手)
「オークスを意識して競馬を進めたが、力を付け切っていない。まだキャリアは1戦。長距離輸送や相手強化など、初ものずくしだからね」

17着 コスモアンドロメダ(柴田大騎手)
「流れは良かったのですが、最後までがんばれなかった。マイナス体重が響いたのでしょう」

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ミッドサマーフェア
(牝3、美浦・小島太厩舎)
父:タニノギムレット
母:ストロベリーフェア
母父:Kingmambo
通算成績:8戦3勝



撮影:武田明彦

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