2010年に騎乗!戸崎圭太騎手が語る【日本ダービー】の魅力

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26日は3勝と荒稼ぎの戸崎騎手

26日(土)、東京競馬に参戦した大井の戸崎圭太騎手。この日も3.9.12Rを制し計3勝と目覚ましい活躍をみせたが、明日に迫った競馬の祭典「日本ダービー(G1)」を控え、戸崎騎手も一人のホースマンとして興奮を隠さない。一昨年、今でこそ超大物馬に成長したが、伏兵の存在だったトゥザグローリーに騎乗した際のエピソードと共に日本ダービーの魅力を緊急インタビューさせてもらった。

-:ダービーといえば、以前もお話は伺いましたが、あの馬(トゥザグローリー)に乗っていたのが凄いですね。

戸崎圭太騎手:ねえ~。今、思うと、本当にありがたいなと思いますね。あと、日本ダービーに乗せてもらったと言うのが凄いですよ。乗りたくても乗れませんから。

-:中央に在籍していても、乗れない人が多いわけですからね。

圭:僕もダービーって、それほど意識したものではありませんでしたが、中央のダービーに乗せてもらってからは、「日本ダービーって凄いなあ」と思いますね。ただ、「凄い」としか言えないというか……。

-:直線で一旦は抜け出しかけました。勝ったとは思いましたか?

圭:手応えはありましたが、「(初めて乗った自分が勝てるほど)そこまでは甘くないだろう」と。一瞬「オオッ!」とは思いながらも、後ろからバンバン差してくるだろうとは思っていましたよ。




-:日本の競馬でも1・2を争うくらいの集客なわけですもんね。雰囲気も違うでしょうし。

圭:雰囲気はそうですねえ。朝からピリピリした感じが今でもありますね。

-:そういえば、お昼のジョッキー紹介で、内田さんのようにバク転をしようとは思いませんでした?

圭:全然(笑)。出来ないですから。でもね、「でんぐり返ししようか?」とは周りに言ったら、それは止めた方がいいと。まあ、喋っているだけでテンションが上がってきちゃいますよね。

-:あの日を思い出して。

圭:興奮してきます……。いいですねえ!最近も、マスコミさんの企画などで「どの馬に乗りたいですか?」とか、聞かれることも多かったのですが、簡単に答えられるものじゃないですね。多くのホースマンが一頭のために、ここまで積み重ねてきた努力があっての舞台。そんな生半可に決められるものではないですよ。

-:今週のダービーも一ホースマンとして、楽しみに観戦すると。

圭:そうですね!レース云々、誰が勝つとかではなく、騎手の心境を自分も感じながら、考えたいと思いますね。

地方競馬が開催されていない週末も、中央競馬に参戦することの多い戸崎騎手だが、月曜日からは浦和開催。そして、その次の大井開催では、6月6日(水)に東京ダービー(S1)が控えている。
日本ダービーは勿論だが、南関東の3歳馬No.1を決める舞台も是非、ご注目いただきたい。

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