【安田記念】ウィリアムズ騎手「マイルも問題ない」

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30日(水)、栗東トレセンで行われたサダムパテック(牡4、栗東・西園厩舎)に騎乗予定のクレイグ・ウィリアムズ騎手安田記念(G1)共同会見は以下の通り。

-:それではサダムパテックにつきましてウィリアムズ騎手にうかがいます。おはようございます。

クレイグ・ウィリアムズ騎手:オハヨーゴザイマス。

-:まず前走、初めてサダムパテックに騎乗された訳なんですけれども印象はどうだったでしょうか?

W:前回は調教に一回乗っただけで、なかなか感じを得るのは難しかったんですが、結果として勝てましたし、調教どおりに結果をだしてくれたと感じました。

-:見事、勝利に導かれた訳なんですけども、馬の強さみたいなものはどういうふうに映りましたか?

W:前走の前にいくつかのレースではちょっと残念な結果でしたが、調教師の先生の判断でその後は休養させたということで、馬がリフレッシュしたということと、自分もその方が合うと感じてましたが、1400mの距離に挑戦したのが良かったのだと思います。

-:今のお話では1400mのほうが合うということですが、また1600mに戻ることになります。あと200m伸びる点というのはどうですかね?

W:いや、もう全然問題ないと思います。

-:リフレッシュして良かったということで、休み明け2走目になりますが、その後の状態というのはどういうふうに感じていますか?

W:単純な言い方になりますが、前走時の調教よりも、今回の調教のほうが良かったです。

-:迫力そのもの、伝わってくるものに関しては如何でしょうか?

W:今朝乗った時に感じたのは自分が出す指示に対する反応が良く、乗りやすいということです。英語を分かってくれないのが残念ですが(笑)。

-:さきほども少し触れて頂いたんですが、前走からの上積みはどのぐらいと思っていいですか?

W:前走時は1400mということで、調教師さんやスタッフもその距離に対する調教をされたと思いますし、今回は1600mに対応できる調教をされて来たと思います。今日は当週の追い切りということで軽めに乗ったんですが、馬自身は出来上がっているんじゃないかなと感じました。

-:先ほど1400mの方が良さそうだ、で、1600mも問題ないというお話だったんですが、あと200mの部分でレースの中で何か考えてらっしゃることというのはありますか?

W:決して乗りやすい馬ではないと思っていた中での1400mでの勝利というのは、乗り難しいイコール短距離のほうが良いという訳じゃないんですけど、パッと行ってパッと追い込んで勝てるというのが短距離のほうがまだ楽なんですね。今回200m延びるということが、それに対する不安になるんですけど、先ほども申し上げたように、今日の調教を乗ってみた限りでは態勢は整っていると思いますので、200m延びることに対する不安は今は感じていないです。

-:レースの理想のカタチみたいなもの、どういうふうにお考えなのか教えて下さい。

W:それは枠が出てから考えなくてはいけないと思います。

-:東京の1600m、枠順というのはかなりなウェイトを占めてきそうですか?

W:過去の安田記念だけではなく、東京1600mのレースを統計的に振り返ると、その馬に合った枠順というのが、かなり影響するというのは見て分かることですし、そういう中で今回は内のほうの枠が取れればいいなとは思います。

-:天気、馬場状態ですね、そのあたりというのはどうお感じになられますか?

W:東京競馬場の馬場はすごく良いと思います。天気に関してはどうにもならないことですし、あとはタイムが速くなるということがどう響くかですね。でも条件的には他の馬も騎手も同じだと思うので。

-:G1で更にメンバーも強くなりますが、他馬よりもサダムパテックのほうが強いんだって思える部分、教えて下さい。

W:言われたとおり強いメンバーが揃ったレースになると思います。そんな中で簡単に勝つということを皆さんの前で断言するのは難しいんですけど、日本の馬のレベルもここで証明したいとも思います。

-:何か秘策みたいなものは考えてますか?

W:秘策は無いですけど、とにかく一番にゴール板を駆け抜けること。それだけですね。

-:そのあたりを含めてファンの皆さんにメッセージをお願いします。

W:今年は近代競馬150周年という記念すべき年なので、その年にG1を勝つということは非常に誇り高く思えることですから、なんとか頑張って勝ちたいですし、この安田記念というのはこの時期のマイルチャンピオンを決めるレースなので、皆さんにいいところを見せられるように頑張りたいと思います。

30日の追い切りの様子