【宝塚記念】1週前/フェデラリスト「レースを使う度に強く…」

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フェデラリスト(牡5、美浦・田中剛厩舎)
【田中剛調教師のコメント】
「前走の大阪杯は、馬場が悪いなかジョッキーが内の良いところを選んで走ってくれました。最後は外を通った馬にやられてしまいましたが、トーセンジョーダンは負かしていますし、勝ちに行っての2着ですから、内容は良かったと思います。直前輸送をしてあの競馬内容だったので、今回も輸送は問題ないと思います。
レース後も大きなダメージはなく、放牧先の山元トレセンでしっかり調整してもらってから、良い状態で5/24に帰厩しました。帰厩後1週間ぐらいは馬の様子を見ながら調整をして、その後も順調にきています。今週の1週前追い切りは、馬場が悪かったためジョッキーも気を使ってくれて、あまり強い追い切り内容ではありませんでしたが、終いはしっかり反応していました。今週の内容が強くなかった分、来週もジョッキーに乗ってもらって、しっかりやらないといけないと思っています。
これまでの、1週前に強めにやって直前は抑えるという過程と逆になるのがどうかと思いますが、現状で息はしっかり出来ていますし、獣医さんのチェックで馬体に問題もないので、来週しっかりとやって良い状態でレースに送り出したいです。
レースを使う度に強くなっていく感じがありますし、使いながら落ち着きも出てきました。気性に関しては、今でも少し怖いなと思うような面を見せることがありますけど、力の入れどころが分かっていますし、レースではゲートも速くて折り合いもついて、ゴーサインにちゃんと反応してくれます。相手は凄い馬が揃っていますが、成長途上の段階であれだけ良いパフォーマンスを見せてくれてきましたし、ここでどれだけやれるか楽しみです」

左が田中剛調教師、フェデラリストに騎乗しているのが蛯名正義騎手


ネコパンチ(牡6、美浦・星野厩舎)
【星野忍調教師のコメント】
「前走の日経賞は、ジョッキーが上手く逃げてくれました。ああいう形で行けば案外折り合いがつくと思っていましたけど、まさか勝てるとまでは思っていなかったので驚きましたね。その後は脚元に少し不安が出たので、予定していた天皇賞春を回避することになりましたが、厩舎で休養しながら脚元も回復してきました。
プールを中心に調整して一旦ラクをさせた割りには、体も出来ていますし、1週前追い切りに乗ったエダテル(江田照男騎手)も息が全然ラクだったと言って、良い手応えを感じたようです。来週も乗ると言っていたので、また乗ってもらって本番に備えようと思います。期待の大逃げでどこまで頑張れるか、ですね」