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圧倒的1番人気のエーシントップが危なげない勝利!
2012/6/19(火)
日曜阪神5R
2歳新馬
芝1400m
勝ちタイム1.23.6
エーシントップ(牡2、ティルオブザキャット・栗東、西園厩舎)
※※圧倒的1番人気のエーシントップが危なげない勝利!
昨日3勝、このレースの少し前に函館で4勝目を挙げた西園厩舎。この馬で今週5勝目となる勢いだ。パドックで見る馬体は520キロながらすごい重量感はおぼえない。馬場に入り少しテンションこそ上がってはきたが、まずまずの雰囲気。ゲート・オープンとなると猛ダッシュでスッと先手を取って行った。阪神も6日目となる新馬戦ではあるが、これまで逃げ切り勝ちが皆無。エーシントップの堂々の逃げ切り勝ちが、今年の関西新馬戦の逃げ切り第一号となった・・。
パドックの後半に馬っ気を出していたのが、マンドレイクとブラックユニバンス。返し馬ではマンドレイクの方は収まった。レアヴェントゥーレは538キロの数字以上に太く見える馬体。返し馬での雰囲気もいいのはダンツカナリー。同じく牝馬のヴォルドニュイも、パドック同様に良く見える。
《ゲート練習でもの凄く速い》(本田師)のダンツカナリーがヨロける様に出てしまう。しかしその後、二の脚が速く前と出ては行けたが、すでにエーシントップはかなり前にいた。2番手にクラウンビジョン。その外へと上がっていけた時にはすでに1ハロン手前だった。
終始2馬身近いリードを保って行くエーシントップ。マイネルヴォルは最初はそんなに差のない位置にいたのが、3コーナー過ぎには離れた後ろに2頭がいる後方。そして鞍上がけっこう押し気味での手応えだ。エーシントップが軽快に逃げ足を伸ばしていたが、2番手ダンツカナリーと再び前に差を詰めだしたクラウンビジョンがだいぶ接近し始める。
4コーナーを廻って残り300のあたりで一番3頭の差が近づく。パトロール・ビデオで見ると、エーシントップは手前を替えにくいのか替えすぎるのか、素人の私には判らないものの何かスムーズではない。だから急に後続との差が接近したのか、その一番苦しい処で左ステッキが3発ぐらい入るとまた少しずつ差を広げ始める。最後にもう1発入れた後は、もうしごくのもやめて流し気味で、2馬身差てゴールした。
2着はダンツカナリーがそのまま粘り、3着もクラウンビジョン。マンドレイクが直線でだいぶ追い上げたが、ハナ差4着。マイネルヴォルも後方から追い上げて来ていたが、内へもたれたりと若さを出していた。ヴォルドニュイにレアヴェントゥーレは、スタートでもたついてしまったのが響いて道中脚を使ったのか、末脚も見せられずだった。
エーシントップがマイペース(35.3)で行き終いも36.1で逃げ切ったもの。ケイコで好タイムを続出していたそのままに実戦でも力を出して逃げ切ったもの。まだ若さの残るレースぶりでもあったし、上積みもかなり見込めよう。厩舎の勢いと、浜中Jも今もっとも乗れているジョッキーであるかも知れない。その二つが噛みあって危なげない勝利だった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
2歳新馬
芝1400m
勝ちタイム1.23.6
エーシントップ(牡2、ティルオブザキャット・栗東、西園厩舎)
※※圧倒的1番人気のエーシントップが危なげない勝利!
昨日3勝、このレースの少し前に函館で4勝目を挙げた西園厩舎。この馬で今週5勝目となる勢いだ。パドックで見る馬体は520キロながらすごい重量感はおぼえない。馬場に入り少しテンションこそ上がってはきたが、まずまずの雰囲気。ゲート・オープンとなると猛ダッシュでスッと先手を取って行った。阪神も6日目となる新馬戦ではあるが、これまで逃げ切り勝ちが皆無。エーシントップの堂々の逃げ切り勝ちが、今年の関西新馬戦の逃げ切り第一号となった・・。
パドックの後半に馬っ気を出していたのが、マンドレイクとブラックユニバンス。返し馬ではマンドレイクの方は収まった。レアヴェントゥーレは538キロの数字以上に太く見える馬体。返し馬での雰囲気もいいのはダンツカナリー。同じく牝馬のヴォルドニュイも、パドック同様に良く見える。
《ゲート練習でもの凄く速い》(本田師)のダンツカナリーがヨロける様に出てしまう。しかしその後、二の脚が速く前と出ては行けたが、すでにエーシントップはかなり前にいた。2番手にクラウンビジョン。その外へと上がっていけた時にはすでに1ハロン手前だった。
終始2馬身近いリードを保って行くエーシントップ。マイネルヴォルは最初はそんなに差のない位置にいたのが、3コーナー過ぎには離れた後ろに2頭がいる後方。そして鞍上がけっこう押し気味での手応えだ。エーシントップが軽快に逃げ足を伸ばしていたが、2番手ダンツカナリーと再び前に差を詰めだしたクラウンビジョンがだいぶ接近し始める。
4コーナーを廻って残り300のあたりで一番3頭の差が近づく。パトロール・ビデオで見ると、エーシントップは手前を替えにくいのか替えすぎるのか、素人の私には判らないものの何かスムーズではない。だから急に後続との差が接近したのか、その一番苦しい処で左ステッキが3発ぐらい入るとまた少しずつ差を広げ始める。最後にもう1発入れた後は、もうしごくのもやめて流し気味で、2馬身差てゴールした。
2着はダンツカナリーがそのまま粘り、3着もクラウンビジョン。マンドレイクが直線でだいぶ追い上げたが、ハナ差4着。マイネルヴォルも後方から追い上げて来ていたが、内へもたれたりと若さを出していた。ヴォルドニュイにレアヴェントゥーレは、スタートでもたついてしまったのが響いて道中脚を使ったのか、末脚も見せられずだった。
エーシントップがマイペース(35.3)で行き終いも36.1で逃げ切ったもの。ケイコで好タイムを続出していたそのままに実戦でも力を出して逃げ切ったもの。まだ若さの残るレースぶりでもあったし、上積みもかなり見込めよう。厩舎の勢いと、浜中Jも今もっとも乗れているジョッキーであるかも知れない。その二つが噛みあって危なげない勝利だった。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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