【北九州記念】ヘニーハウンド「枠順には神経質」

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19日に行われる北九州記念(G3)に出走予定のヘニーハウンド(牡4、栗東・矢作厩舎)の追い切り後のコメントは以下の通り。

-:北九州記念に出走するヘニーハウンドについて渋田調教助手にお話を伺います。前走の鞍馬Sは、まさに復活のレースといった感じでした。

渋田調教助手:そうですね。スタートを出てちょっと窮屈になって位置取りが悪くなったんですけれど、3コーナーから外を回る余地もなくて結局インを突く競馬になりました。何もかもが功を奏したといった感じには少し受け取っていますけれど、ただ、この馬自身が(ラスト3F)32秒2で上がれたのは凄いことだと思います。

-:ずっと不振が続いていた頃から何が変わってきたというのはありますか?

渋:体質の弱い馬……、まだ本当に全てができていないということばかり、普段から思う馬なんです。そういうところで結果が出なかったんだと思います。

-:前走を勝って、この中間は空いたわけなんですけど、この3ヶ月空けたというのは?

渋:レース後にちょっと内側の骨瘤とかが痛んで、また休む理由にもなったんですけど、ノーザンファームしがらきさんの方で、このレースに合わせて乗り込んでくれていますので、今回も前走同様に動ける状態だと思います。

-:中間はシッカリ乗り込んでこられたと。

渋:まぁシッカリというよりはこのレースに合わせて乗ってくれたというのが本音です。

-:さぁそして、今日の最終的な調整ですけれども、どういったところに主眼を置かれたのでしょう。

渋:折り合い面と終いのキレですかね。先週はスッと終い12秒1が出てしまったので。今週は馬場も重たかったので。ただ、今日はスローになったので正直言ってゴール前はマリアビスティーにかなり煽られましたけど、気持ちを乗せる意味で少し追って同入しました。

-:動きそのものの評価はどうでしょう。

渋:調教は常にウチで一番走る馬なので、余裕を持って乗っていますけれども。相変わらず良い動きだなと思いました。

-:そして今回は小回りの小倉ということになりますけど、その点についてはいかがでしょう。

渋:そうですね。枠順とスタートの出がかなり左右すると思っています。

-:今週までがAコースということでラチ沿いの痛みが少し目立つようなところがありますけど、そういった馬場についてはいかがでしょう。

渋:荒れた馬場は全然気にしないです。ただやっぱりスタートを出てヘニーの競馬ができる位置をシッカリ取れるかというところと、この間みたいに少頭数ではないので、やっぱり最後方からではチャンスがないと思っていますし。あと、出しすぎると気が良くて行き過ぎるので、枠順はかなり神経質になっています。

-:56.5キロというハンデはいかがでしょう。

渋:馬格のある馬なので斤量は全然気にしていないです。他に軽い馬もいますけど、1200m戦なのでそんなに気にしていないです。

-:非常に良い手応えを持ってレースに臨めそうですね。

渋:はい。手応えというよりやっぱりこの馬自身、目指しているところが、かなり上にあるので1つ1つ叶えていきたいなと思います。

-:それでは最後にレースへの抱負をお願いします。

渋:そうですね。秋には大きなレースも目白押しなので、そこへのステップになるような、弾みになるような元気の良い走りをしてもらいなと思います。

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