【ローズS】ブランネージュ「春との差を詰めていきたい」

17日、ローズS(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。オークス5着のブランネージュ(牝3、栗東・藤岡健厩舎)は秋山真一郎騎手が騎乗して、ポリトラックで2歳未勝利馬を1秒ほど追走。終いエンジンが掛かると、キビキビとしたフットワークで5F63.5-50.0-36.7-11.7秒をマーク。パートナーを交わしたところがゴールだった。

この動きに藤岡健一調教師は「もう少し後ろから行くつもりだったんだけど、相手との間隔が近すぎて気持ちが乗りすぎたかな(笑)。でも、しっかりと調教ができたし、動きも良かったね」と余裕の笑み。

オークスのあとは放牧でジックリと英気を養い、栗東に戻ってからは坂路中心で入念に乗り込まれてきた。馬体にも幅が出た印象で「体はひと回り大きくなったように見える。距離もちょうどいいし、春との差を詰めていきたい」と成長をアピール。実りの秋を迎え、仕上げにも抜かりはない。

本番さながらの強力メンバーが相手だが、デビューから10戦して掲示板を外したことが1度もなく、重賞でもオークス5着、フローラS2着、チューリップ賞4着と地力は世代トップクラス。ここで初タイトル奪取のシーンがあっても何ら不思議ではない。