【シンザン記念】グァンチャーレはゲートが鍵「今の京都は前有利」

8日、シンザン記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。グァンチャーレ(牡3、栗東・北出厩舎)は武豊騎手を背に開門直後の坂路へ。古馬500万クラスのアーネストミノルとの併せ馬で4F52.3-37.8-24.4-12.0秒をマーク。ラスト1F標の辺りで僚馬を交わし、最後は馬なりのまま5馬身ほど置き去りにする上々のパフォーマンスに、「凄くいい動きだった」と名手も思わず唸った。

前走の東京スポーツ杯2歳Sでは、直線で各馬が横一線の激戦を繰り広げる中、前が壁になり最後まで追えずじまいの7着敗退。「初めて乗ったけど、いいモノを持っている。進路が開かなかっただけで、まともならもっと前にこれていたと思う」と悔しさを滲ませながらレースを振り返る。

また、過去の走りにも言及しながら「今の京都は前が有利。ゲートは出てほしいね」と懸念材料も口に。3走前のいちょうSでは大きく出遅れ、前走も他馬との比較でやや劣ったのは否めない。2015年の初戦で、課題のゲートから好発進を決められるか。