【阪神大賞典】ラストインパクト11秒8!「それだけ具合も良い」

18日、阪神大賞典(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ラストインパクト(牡5、栗東・松田博厩舎)は助手が騎乗して、CWコースでの単走追い。一杯に追われると7F97.1-81.5-66.0-50.9-37.4-11.8秒でフィニッシュ。ハープスターと併せた先週に続きハードなメニューを消化した。

「先週にビッシリと併せ馬でやっているし、今朝は単走でサッと。もともと一頭の方が気分よく走って時計は出る馬だけど、それにしても速い時計だったな。それだけ具合もいいってことじゃないか」と松田博資調教師。トレーナーも想定していた以上の攻め時計に、自信を深めた様子だった。

おじに'95年の阪神大賞典勝ち馬ナリタブライアンがいる血統で、早くから期待されていた素質馬だが、重賞タイトルを手にしたのは約一年前の4歳時のこと。決して順風満帆のキャリアを歩んできたわけではなかった。しかし、昨年だけで重賞3勝を挙げ、一躍、古馬の中長距離戦線での有力角に数えられるほどまでに成長。今年はG1獲りへの期待が高まる。

「ディープ産駒は早く完成する馬が多いが、この馬は違ってるな。この中間もさらに背が高くなった感じがするぞ」と更なる進化を口にする師。勝負の一年へ向けて、結果が出ていない3000m超の条件に、まずはメドを立てたいはずだ。

ラストインパクト

3/18(水)に行われた最終追い切り


ラストインパクト

ハープスターと併せた一週前追い切りの様子


ラストインパクト