【桜花賞】良馬場なら更に弾けそうなアンドリエッテ

8日、桜花賞(G1)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。チューリップ賞2着のアンドリエッテ(牝3、栗東・牧田厩舎)は川田将雅騎手を背に、坂路で僚馬を大きく追走。鞍上がサッと仕掛けるとすぐさま反応して、半馬身捕らえたところがゴール。雨を含んで重くなった馬場も物ともせず、4F54.8-40.1-25.5-12.4秒のタイムで駆け上がった。

「今週も併せ馬でラストを重点にやりました。いい反応だったと思います」と牧田和弥調教師も開口一番に動きの良さをアピール。心配されたチューリップ賞3コーナーでの不利も「ええ、前走のダメージもないし、牝馬ですが、なかなかタフな馬ですよ。前走が3角での不利に、あの馬場を克服してくれました」と不安を一蹴した。

追い切りはあいにくの馬場状態。前走のチューリップ賞で重馬場をクリアしているが、切れ者ディープインパクト産駒とあって、理想はやはり良馬場。師も「良馬場の方がもっといいパフォーマンスを見せてくれると思います」と空を見上げる。

1勝馬の身ながら、クイーンC4着、チューリップ賞2着と好走。そのチューリップ賞では重賞で好走し続けた同じ1勝馬レッツゴードンキに先着を果たし、そのポテンシャルは重賞ウイナーにも全く劣りはしない。ディープインパクト産駒5連覇がかかる大一番。アッといわせるシーンも十分ありそうだ。

アンドリエッテ