連闘策実ったキョウエイギアがしぶとく粘りこみ優勝…鳳雛S

5月22日(日)、3回京都10日目10Rで鳳雛S(ダ1800m)が行なわれ、松若風馬騎手騎乗の4番人気・キョウエイギア(牡3、栗東・矢作厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:51.3(良)。

2着にはクビ差で6番人気・マイネルバサラ(牡3、美浦・松山将厩舎)、3着には3/4馬身差で5番人気・サハラファイター(牡3、栗東・山内厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたマインシャッツ(牡3、栗東・西浦厩舎)は5着に敗れた。

コクスイセンがスタートで抜群の飛び出し。そのままハナへ。2番手にラテールプロミーズ、内にキョウエイギア。人気のマインシャッツがその後ろ。向こう正面に入ったところでナムラアラシが一気にまくって先頭へ。クリノリトミシュルは中団やや後方からの競馬となった。先頭ナムラアラシのままレースは4角から直線へ。
直線入口でコクスイセンが再び先頭に立つ。好位を追走していたキョウエイギアが並びかけ、追い比べに持ち込む。外からクリノリトミシュルも脚を伸ばそうとするがジリジリとした脚。替わって後方でタメていたサハラファイターが突っ込むが、先に抜けだしたキョウエイギアが内から差し込んできたマイネルバサラを抑えたところがゴール板だった。

勝ったキョウエイギアは、デビューからここまで一貫してダートを使われ、全て掲示板に乗っている堅実な走りを見せていた。前走の青竜Sでは先行して3着に粘り、今日は連闘での出走となったが、全く影響を感じさせない走りでOP初勝利を挙げた。今後はダートの一線級で活躍が期待される。
馬主は田中晴夫氏、生産者は青森県の村上幹夫氏。馬名の意味由来は「冠名+人名より」。

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キョウエイギア
(牡3、栗東・矢作厩舎)
父:ディープスカイ
母:ローレルアンジュ
母父:パラダイスクリーク
通算成績:10戦3勝

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