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【函館スプリントS】1番人気が8連敗中!『荒れる短距離重賞』で本当に買うべき馬とは?
2020/6/20(土)
昨年はカイザーメランジェが逃げ切り
函館スプリントステークス(G3、函館芝1200m)は、1番人気馬が5連敗中!過去10年で1番人気は1勝のみという波乱含みの重賞です。
2019年は単勝1倍台に支持されたタワーオブロンドンが3着に敗れました。薬物騒動で6頭が除外となり、7頭立てで行われたのに差しきれなかったのは記憶に新しいところでしょう。そのほかにも毎年のようにG1好走馬が本来の能力を発揮できず苦杯をなめており、人気馬にとって鬼門のレースとなっています。
▼1番人気馬成績(過去10年)
19年 タワーオブロンドン 3着
18年 ナックビーナス 3着
17年 セイウンコウセイ 4着
16年 オメガヴェンデッタ 6着
15年 コパノリチャード 14着
14年 ストレイトガール 11着
13年 ドリームバレンチノ 7着
12年 ロードカナロア 2着
11年 カレンチャン 1着
10年 ビービーガルダン 2着
1番人気馬が不振の理由として、特殊な函館コースに適応できなかったことが考えられます。
函館芝1200mはスタートから3コーナーまで直線489mの上り。そこからゴールまでは下りが続きます。また直線が262mと短く、必然的に内枠有利のコースです。上位人気に推される馬が実績を残してきたG1、G2が行われるようなコースとは設定が違うので、異なる適性が求められます。
しかし、単純に内枠だけを狙うのは危険です。各ジョッキーはインへの意識が強くなるため、内枠の差し馬は馬群に包まれたままレースが終わってしまうことも少なくありません。2012年に1枠1番で2着に敗れたロードカナロア(単勝1.3倍)は、脚を余して敗れたパターンです。
信頼しにくい1番人気馬とは対照的に、函館スプリントSで激走した穴馬に共通するのは『小回りコースの実績』があったこと。
昨年5番人気で逃げ切ったカイザーメランジェは函館とコース形態が似ている札幌芝1200mで勝利経験があり、18年2着ヒルノデイバロー(10人気)も札幌芝1200mのオープン特別で2着に好走歴がありました。
今年の出走馬で札幌芝1200mの好走実績があるのはアリンナ、スリーケープマンボ、リュウノユキナの3頭です。
でも競馬場が違うと、コース適性がありそうな穴馬を見つけるのもひと苦労ですよね……。
そんな時に予想の強い味方となるのが、ひと目で激走候補がわかる『トリプル穴馬』です。
前走不得意な条件で凡走していた穴馬を、コース替わりで狙い撃つ<コース適性>は、先週のエプソム(G3)で、勝ち馬ダイワキャグニー(9人気、単勝22.1倍)をズバリ指名!人気薄の激走が相次いでいます。
今回も意外な伏兵候補に★印が……。波乱必至の函館スプリントSは『トリプル穴馬』で仕留めましょう!
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