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【高松宮記念】逃げ馬不振!?鍵は前哨戦のレベルにあり!
2021/3/21(日)
昨年はモズスーパーフレアが繰り上がり優勝
昨年は、コロナ禍の影響により無観客競馬で行われた。ゴール前では4頭が並ぶ大接戦となったが、1位入線した15番人気クリノガウディーの斜行による走行妨害がなければ2位入線の9番人気モズスーパーフレアと4位入線の4番人気ダイアソニックがクリノガウディーより先に入線したと認められたため、クリノガウディーは4着に降着となり、逃げ粘ったモズスーパーフレアが鞍上の松若風馬騎手と共に人馬初のG1タイトルを手にした。
昨年の王者モズスーパーフレアが連覇を狙う。前走のシルクロードステークスは1番人気に推されたものの、17着に敗れた。良馬場発表ではあったが、荒れた馬場が堪えたか。今回も馬場状態に結果を左右されるかもしれないが、前走を使われての変わり身に期待したい。
昨年暮れに香港スプリントを制する偉業を成し遂げたダノンスマッシュが、帰国初戦を迎える。帰国後も順調に調整が進められているようだ。念願の国内G1制覇に向け、最終追い切りでどのような動きを見せるか注目だ。
前走の阪急杯をコースレコードで快勝したレシステンシアも予定通り向かってくる。これまで披露してきた圧巻のスピードが、最高峰のスプリント戦でも通用するか楽しみが尽きない。また一昨年に安田記念、マイルチャンピオンシップを制覇したインディチャンプも初のスプリント戦でどのような走りを見せるか。
他にも阪急杯5着からの巻き返しを狙うダノンファンタジーや、自身2つ目のG1タイトルを目指すラウダシオンなど、一発の魅力を秘める馬も多い。
昨年は逃げ馬モズスーパーフレアが繰り上がり優勝を果たしたが、近10年を遡っても他に馬券圏内にきた逃げ馬は2013年3着のハクサンムーン1頭のみと、先行、差し馬勢を中心に考えて良さそうだ。シルクロードステークス、阪急杯、オーシャンステークスのいずれかをステップにした馬が必ず馬券圏内にきていることからも、改めて前哨戦をチェックしておく必要があるだろう。
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