専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
開幕週の狙いドコ!
2016/12/1(木)
どうも!美浦の古川です。
先週のジャパンCはキタサンブラックが優勝。『メガ盛り新聞』でも「完全に距離不安を払拭しており、負けても大きく崩れないのが強み。57キロの定量もこの馬に有利で、絶好の枠と同型不在のこのメンバーなら首位争いになろう」と申し上げたが、あそこまで楽な逃げ切り勝ちになるとは思いもつかなかった。実質的馬主の北島三郎オーナーも感無量だったようで、お馴染みの『祭り』が東京競馬場に響き渡った。
ジャパンCで今年の東京開催は終わり、今週からは師走競馬となる中山開催。中山競馬場は自宅から車で10分ほどにあって週末通勤はラクになり、馬券検討にも時間を使えるのが有り難い。さらに競馬場での観戦も、吹きさらしの東京から室内の中山になるのが、寒がりの私にとっては何よりである。
ところで、開幕週の狙いは芝のレースでの「逃げ・先行馬」。中山・阪神であれば10月初旬以来、約2ヶ月ぶりとなるし、中京に至っては7月末以来となる絶好の馬場状態で行われるとなれば、前残りの競馬となるのは必然。特に小回りの中山ならば尚更で、東京を叩き台にしたり、パスしたりして中山開幕週を狙ってきている馬は多く居るので要注目だ。
さて、本日のトレセン取材は、朝の冷たい雨に濡れながら調教師、騎手などの関係者から情報収集。その中で開催替わり開幕週で儲けるべく激走必至の穴馬をスクープ。週末の「穴ズバッ」でお伝えするのでお楽しみに。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。