専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
関西馬の見極めが重要!
2017/2/9(木)
どうも!美浦の古川です。
木曜の美浦トレセンは開門時には雪が降り、調教が見づらい状態。時間が経つと雨に変わり雪が積もることはなかったが、週末にはまたしても大寒波がやって来る模様。今のところ東京競馬場は雪が積もるようなことはなさそう?だが、京都や小倉では雪予報となっており、関西圏の競馬開催が無事行われるか心配だ。
さて、以前にも話したように、東京開催には広いコースで力を発揮すべく左回り巧者の勝負馬が多く出走。東京開幕週に10頭出走させ勝負態勢(3勝)だった藤沢和雄厩舎が開催トップだが、ここ2週に渡って勝負遠征してきた角居勝彦厩舎を始めとする関西厩舎の台頭も目立つ。
美浦担当の私にとっては、東京に出走してくる関西馬の取捨は重要。見たことがない馬(覚えていない馬)をパドックや返し馬などで善し悪しを判断するのは結構難しく、過去のレース分析はもちろん、事前に後輩トラックマンなどから関西馬の情報収集して勝ち負けになる馬かを見極めている。
強い関西馬揃いのレースでも勝負になる関東馬もおり、それが高配当の立役者となることがよくある。開催の折り返しとなる今週末も東上してくる多くの関西馬がいるが、狙うは人気薄の関東馬。週末の「穴ズバッ」も是非ご覧あれ!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。