専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
東京でこそ良さが生きるアノ馬に注目!
2010/6/6(日)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成22年6月6日
東京でこそ良さが生きるアノ馬に注目!
安田記念は、香港馬の取捨が馬券的中のカギとなりそうだ。香港は、短距離からマイル路線の番組が充実しており、レベルも高い。今回3頭の中でオレが注目しているのがビューティーフラッシュ。去年の春に下級条件で2勝目を挙げたが、その後、ここ1年で急激な成長を遂げた。
過去のレース振りを確認したら、スピードに任せて逃げたかと思うと、直線でジックリ脚をタメ、差しに構える競馬もできる変貌自在型。どのようなレースでも対応できるというのが大きい。今週、木曜に追い切られたが、体はもう出来ているので軽めの調整で十分。05年・スプリンターズSを制覇したサイレントウィットネスや、06年・安田記念を勝ったブリッシュラックを輩出したクルーズ師の管理馬だけに注意しておきたい。
日曜穴ズバッは東京8Rに出走する1枠2番セイコースペシャルが狙い目だ。前走後はこのレースを目標に調整。先週、今週と坂路で好時計を連発し、仕上がりの良さをアピールしている。「もともと稽古と実戦が直結するタイプ。それを考えればここ最近の結果もある程度は納得できるし、抜群の動きを見せた今回はかなり楽しみにしてるんだ。成績どおりのサウスポーで、脚質的にも東京でこそ良さが生きる馬。見たところ相手関係も楽になったし、ここは一発で決められるんじゃないかな」と陣営も色気たっぷり。追わせるタイプだけに、柴田善騎手を確保できたのも願ったり叶ったり。ここはキッチリ決め手くれるだろう。
相手は⑯アークビスティー、⑦シャイニークエストが本線。
①ステイドリーム、⑭ブラッシュアップが押さえ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。