専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
新馬戦はディープインパクト産駒に注目!
2010/6/17(木)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成22年6月17日(木)
新馬戦はディープインパクト産駒に注目!
今週から夏のローカル競馬が始まる。オレの場合は、例年通り福島〜新潟競馬の出張になる。福島は1開催だし、比較的近いのでそれほど苦にはならないのだが、新潟の2開催はキツイ。年を重ねるごとに疲労度が多くなってきている。真夏の新幹線での往復だけに、体調管理に気をつけなくてはならない。と毎年思うのだが、福島にしても新潟にしてもホテルですぐに寝るわけにもいかず、夜になれば街に出てしまう始末。軽く一杯のつもりが、いつのまにか深酒に・・。というのが毎年のパターンである。
夏のローカル競馬の期間中は、体力もそうだが金力も必要となってくる。これを両立させるためには、週末の馬券にかかっている。新潟開催の収支はプラスで終わることが多いのだが、小回りの福島は難解でプラスにすることは困難だ。梅雨時で、馬場状態も毎週変化するし、直線の短いコースなので道中の不利が勝敗に大きく左右される。力のある馬でも、直線だけで巻き返すのは難しい。
夏競馬は3歳馬と古馬との混合戦となり、4歳馬は降級の恩恵があり、その辺りの力関係を見抜かない限り的中は難しい。この時期は毎年のことながら、余計な神経を使わなければならないので頭が痛い。楽しみなのは、2歳馬の新馬戦だ。今週から来年のクラシックに向けて、牡、牝馬ともにスタートする。今年からディープインパクトの産駒も出てくるので、どんな走りを見せてくれるのか胸が躍る。さあー、盛り上がっているのはサッカーだけではない。馬券の方も大いに盛り上げるぞ。今週の穴ズバッも楽しみにして欲しい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。