専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
福島最終週にとっておきの隠し玉を用意した!
2010/7/8(木)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成22年7月8日(木)
福島最終週にとっておきの隠し玉を用意した!
夏競馬は、今まで以上に馬の出来、不出来が馬券に直結してくる。つまりパドックの適切な判断が重要になる。今日は夏バテ馬の見分け方を特別に伝授しよう。 まず、パドックを旋回するときに、手綱を引っ張られて、いやいや回っている馬がいるとしよう。これはトモ(後肢)の送りが弱々しく、最初は等間隔で引かれていたのに、しだいに前の馬から置かれていく。「どうも元気がないな」と思ったらその馬の‘アノ部分’に注目してみよう。
牡馬の場合だと、睾丸が以上に肥大しているし、牝馬の場合は緩んでいるという印象だな。 そもそも馬は夏に弱いハズだから、夏バテの特徴はかなりハッキリわかることが多い。以上がバテ気味の特徴。 逆に汗をびっしりかいて、イレ込んでいるような状態はどうだろうか。馬の体温は人間と同じで36度前後。炎天下の競馬なら、発汗して当然。その度合いが難しいのだが、こと夏競馬に関する限りイレ込み気味の馬でも心配はいらない。
いや、むしろ気合不足に見える馬よりも、多少イレ込んでいる馬の方が馬券になることが多い。これはオレの経験から言える。夏競馬はパドックで馬の気配を確認することが大事だということだな。それでもわからないという方は土曜のラジオ日本でオレのパドック解説を聞いてほしい。
さあ、今週で福島競馬も終了。終い良ければすべて良し。というように、シッカリ馬券を射止めて、来週から始まる新潟競馬に弾みをつけなければいけない。オレとしては1年の中でもこの新潟競馬を最も得意としているので自分でも楽しみにしている。毎週馬券で儲けて、新潟の美味しいモノや銘酒を呑めればいうことなし。そのためにもシッカリと取材しないと。 おっとその前に、福島最終週にとっておきの隠し玉を用意したので乞うご期待!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。