専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
距離が延びてアノ馬が狙える!
2009/12/20(日)
競馬ラボ限定コンテンツ
パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。
平成21年12月20日(日)
距離が延びてアノ馬が狙える!
この秋、重賞で活躍を見せていた外国人騎手、スミヨンとルメールが騎乗停止となった。スミヨンは重賞2勝(スワンS、ステイヤーズS)、ルメールはG1・ジャパンCでウオッカを勝利に導き絶好調。それだけに残念だが、この2人の不在で今週、来週はフランスの若手騎手、クラストゥスにいい馬が回ってきそうである。年齢は24歳、去年はリーディング9位。これから活躍が見込める新進ジョッキーだ。
日本ではまだ勝ち鞍は多くないが、2週前のクリスマスローズSは人気薄(7番人気)のエスカーダで勝ち、好配当を演出した。オレの見た印象は体が柔らかく、返し馬が非常に丁寧。レースでもすぐに好位置を取りに行くなど、回りが良く見えているという感じがする。彼が騎乗する馬にはマークをしておいた方がよさそうだ。
本日の日曜穴ズバッは阪神9R・5枠5番トップゾーンが狙える!とにかく具合の良さは特筆モノ。付きっ切りで攻め馬をつけている助手さんも絶賛するほどだ。「前走が案外だったけど、あれは直線包まれて全く競馬にならなかったから度外視して。今度は蛯名騎手も巻き返しに燃えているみたいだし、ちゃんと乗ってくれるんじゃないかな。距離が1ハロン延びるのもプラスだから、まともなら見直せるはずだよ」とはきゅう舎関係者。ここは勝ち負けになる。
相手は⑧オートドラゴン、⑦ロードアリエスの2頭が本線。⑫サトノエクスプレス、⑨ホシシャトルが押さえ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。