穴ズバッ 古川幸弘

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古川幸弘の穴ズバッ!

パドック解説でお馴染みの相馬眼だけではなく、美浦の地獄耳という異名どおりに聞き屋としても有名な当人。築き上げた超人脈を駆使し、五感とツボを刺激する穴馬をズバッとお届けします。

土曜 穴ズバッ!


平成22年1月23日(土)

ゲートが決まればアノ馬で勝負になる!

今週の京都競馬で見逃せないレースは土曜10R・若駒Sだ。毎年クラシック候補が集結するレースとして定着しつつある。去年はアンライバルドが勝ち、このレースを出発点としてG1・皐月賞を制覇。過去にも、あのディープインパクトが直線だけで後続を5馬身差をつけて圧勝し、その後クラシック3冠に輝いたのは記憶に新しい。古いところではトウカイテイオーがダービーを勝っている。

今年も超豪華なメンバーが揃った。わけてもディープインパクトに近づけると評判なのが、ルーラーシップだ。父がキングカメハメハ、母が名牝エアグルーヴという超良血。兄にG1・菊花賞2着馬フォゲッタブル、姉にG1・エリザベス女王杯馬アドマイヤグルーヴを持つ筋金入りのG1血統である。デビュー戦も血統に違わず、軽く仕掛けただけで、2着に3馬身半差。ゴール前は流すだけで、終い1Fが11秒2。ひと言、モノが違ったという感じだ 。

オープンのここでも主役を張れる逸材とみていいだろう。他にも素質馬がズラリ。ゴールドアリュールの弟ゴールスキー、マンハッタンカフェ産駒のヒルノダムール、能力高いダノンスパシーバ、成長著しいエクセルサスなど・・。ここはハイレベルの争いになることは間違いなく、レースは必見だ。

本日の土曜穴ズバッは中山12Rに出走する3枠5番プレンティラヴ。前走7着で人気が下がるなら、本馬に妙味がある。「前走は出遅れちゃったね」という表現をしたのは清水利調教師。加えて「今度は鞍上も巻き返しに燃えているみたいだし、ちゃんと乗ってくれるんじゃないか。最も得意としているダート1200mだけに、まともなら見直せる」との話。陣営のここに懸ける想いに◎。

相手は、②トーセンクロス⑭ドスライスが本線。③コスモオー④コリコパット⑥ゴールドエンデバーが押さえ 。