調教ビフォーアフター馬
◎ヤマニンサルバム
(牡5 栗東・中村厩舎)

岩田康騎手(レースでは三浦騎手)が騎乗した1週前追いの5ハロン66秒2は、栗東ウッドの自己ベストタイ。格下の調教パートナー2頭を追走して余裕残しの手応えで好時計をマークするなど、調教の動きから現在オープン重賞を連勝中の勢いを感じさせます。

注目は初重賞制覇を果たした前走の中日新聞杯1着時との比較。当時はJRA公式で体重50キロの田中健騎手が乗り良馬場で一杯に追われていたのに対し、今回は52キロの岩田康騎手が騎乗して稍重で強め。それでいて5ハロンの全体時計は1秒1の差です。

BEFORE (前走:中日新聞杯1着)
1週前 栗東ウッド(良)
83.4 67.3 51.9 36.6 22.6 11.2 一杯
AFTER (今回:金鯱賞の中間調整)
1週前 栗東ウッド(稍重)
82.7 66.2 51.4 37.1 23.2 11.4 強め

中京で全6勝中5勝を挙げている現役屈指のコース巧者も、唯一馬券に絡めなかったのが2023年7着に敗れた金鯱賞。臨戦過程等の条件が異なるため参考程度ながら、1年前の中間調整と比べても今回の方が気配は断然上となります。

前走のハンデG3から今回はG1好走馬が相手となる別定G2。条件は決して楽ではないものの有力視されるドゥレッツァ、プログノーシスは目標が先の前哨戦仕上げ。現在の充実ぶりなら2強に割って入る場面があっても驚けません!