- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土曜も日曜もヒット連発!
- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
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本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切る1頭をガッチリ評価!
小倉芝千二の傾向分析
2009/8/11(火)
小倉芝千二の傾向分析
2009/8/11
8月8日 土曜 札幌9R みなみ北海道S キングトップガン 7番人気⑪着
ずっと中団後ろで、ただ回ってきただけ。何もしなかった。休養期間が長く、もう以前の力は失われてしまったのかもしれない。申し訳ありません。
8月9日 日曜 札幌9R 函館2歳S(JpnⅢ) ノーワンエルス 3人気⑥着
ご覧になった方はお分かりだと思うが、ゲートで立ち上がり、その後今度は後ろを蹴飛ばした瞬間にスタートを切られて、5馬身近く出遅れた。これがすべて。出遅れ癖がある馬ならともかく、2歳馬では分からない。あまり運のせいにしたくないが、これは不運としか言いようがない。つくづく頭に来た。
★【今週へのポイント】
先週の小倉芝は、かなり外差しの気配が出てきた。これは今週末の重賞、北九州記念の舞台となる、コーナー1つの千二でも同様である。内に砂をまいてきたら、内を通る先行馬が止まらないケースがあるので、この辺は土曜の芝のレースでの脚元から砂が立ち上るかどうかを見ておく必要があるのだが、もしそうならないと仮定すると、来週は間違いなく外差し度合いが加速する。
こうなると、瞬発力のサンデー系より馬力系血統が走りだす。千二なら馬場を問わない偉大なサクラバクシンオーは別格にして、先週はフレンチデピュティやデヒア、コロナドズクエストなどのダート系種牡馬、あるいは純正欧州タイプのパラダイスクリーク、オペラハウス、ロックオブジブラルタル、グランデラが穴を空け、また欧州系とダート系の融合キングカメハメハ産駒が2勝した。サンデー系で勝ったのは、サンデー系の異端であるマーベラスサンデー産駒(母父はフレンチデピュティなどと近い特性)くらい。まさに今の馬場を反映している。
週中の不安定な天候と、前日の馬場操作?状況をギリギリまで睨みつつ、土曜夜にアップするコラムではこの北九州記念を攻略する予定なので、楽しみにしていてもらいたい。痛恨だった小倉記念の憂さを晴らすつもりだ(笑)。
★【次回の狙い馬】
日曜新潟3R 5着 ゲームコンセプト⇒3歳未勝利戦はもう後がなくなってきたが、優先出走権を取れる着順はなんとかキープ。今回はとにかくスタートが悪く、しかも前にドンドン入られたし、また必要以上に外を回り過ぎた。それでいて上がり最速。まともなら勝ち負けしていたはず。次走マイル以下の芝なら。
日曜新潟12R 5着 ラターシュ⇒今回は休み明け。体重こそマイナス2キロだったが、レースの動きはモッサリしていた。それでも最後はジリジリ伸びてきて、掲示板に届いたのは明らかに能力。これは叩かれて一変しそう。今回はダートだったが、芝に移っても良し。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。