- 5月5日 東京11R NHKマイルC(G1)
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本命馬◎アスコリピチェーノ(1人気) 2着
土日の重賞まとめてゲット!
- 5月4日 京都11R 京都新聞杯(G2)
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お宝馬$ジューンテイク(8人気) 1着
これぞ血統ハンティング!
ペースの変化に注意
2012/1/8(日)
ペースの変化に注意
2012/1/8
【京都11R シンザン記念 (GⅢ) 芝外1600m】
◎本命馬 ⑪トウケイヘイロー(牡3、栗東・清水久厩舎、後藤騎手)
2歳重賞や3歳前半の重賞では、スローペース、しかも超スローペースしか経験していない馬の出走が多くなる。卓越した対応力でクリアする馬もいるにはいるが、多くはペースが上がれば対応に戸惑い、一頓挫するものだ。となれば、そうした流れを経験している馬が強みを発揮する。しかもここは1200mを逃げ切ったシゲルアセロラや、スピード能力高いレオンビスティーらの存在で、スローにはまずならない。ハイペースを経験してきた馬の強みが大きく出そうだ。
本来なら一本かぶりでもおかしくない⑪トウケイヘイローは、くるみ賞や朝日杯で厳しい流れの競馬を経験し、かつ結果を残してきた。にもかかわらず、先物買いの良血馬が意外に人気を吸ってくれたおかげで、1番人気であったとしても悪くないオッズになっている。ここは素直にここから入りたい。
朝日杯は誰の目にも明白、一度は勝ちに行ったレースで最後苦しくなってしまったが、負けてなお強しだった。高速馬場での強さはくるみ賞で証明済み。5日の競馬を見るに、京都の芝は馬場が堅くて時計が出るようなのも好都合だ。
ゴールドヘイロー×ミルジョージの配合はパワーがかっており、今後GⅠでは瞬発力不足となるだろうが、この程度のメンバーのGⅢなら勝ち負けしていい。
$お宝馬 ⑬タツストロング→サクラバクシンオー産駒だが、かつては意外なことに3歳芝マイル戦の単勝回収率がとても高く、ニュージーランドT馬や桜花賞連対馬などを出してきた。この馬の配合もマイルは大丈夫。前走も2走前も時計の内容は高く、穴で警戒。
あとは⑨オリービン、③マイネルアトラクト、⑮サンシャイン、⑥プレミアムブルー、④ピュアソウルなどを押さえたい。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。