【中山GJ】ひと叩きの効果でJGI制覇を…クランエンブレム

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土曜中山11レース・中山グランドジャンプに出走するクランエンブレム(牡8、美浦・手塚厩舎)について、山本康志騎手に話を聞いた。

11年10月の東京ハイジャンプ4着以来、約5ヶ月振りの実戦となった前走の中山障害オープン戦(芝・ダ3200)は、5着という結果に終わった。
「外枠に入りましたし、前の方で良い競馬が出来ればいいなと思って臨みましたが、前に行こうと思って出していったら、ちょっとかかってしまいました。これまでかかったことが無くて乗りやすい馬だと思っていましたが、初めてかかってしまって…。レースで結果を出せなかったのは残念ですが、これまで知らなかったクランエンブレムの一面が分かったのは収穫だと、前向きに捉えています」とレースを振り返る。

中間は障害練習に騎乗。
「前走はプラス20キロでしたが、乗った感じは問題がありませんでした。最近は暖かくなってきていますし、休み明けをひと叩きして、体も自然に締まって更に良い感じになっていると思います。追い切りに乗っている松岡騎手や厩務員さんと話しても同じような印象を持っているようですし、自分も障害を飛ばしていますが、良い感じだと思います」と状態の良さを感じている。

クランエンブレムにとって、ジャンプG1出走は初めてとなる。
「スタミナはあるので距離は大丈夫だと思います。土曜は雨予報ですが、前走は道悪でも気分良く走っていましたし、馬場が重くなっても問題ありません。ドングラシアスが出走しないので、どういう展開になるか分からないところもありますが、臨機応変に対応しながら、追い出しのタイミングに気をつけて乗りたいと思います。能力の高い馬なので、1番人気馬とも遜色のない競馬が出来ると思っています」とG1制覇に向け、意欲を見せる。