【天皇賞(秋)】時計掛かる馬場が理想ディサイファ「夢を見れる」

29日、日曜東京11レース・天皇賞(秋)(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、毎日王冠4着のディサイファ(牡5、美浦・小島太厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F56.4-40.6-26.2-12.9秒をマークした。

【小島太調教師のコメント】
「前走は久々のレースだったので、追い切り後も少し物足りないかという感じがしましたが、馬が力を付けてきたので、そういう状態でも差のないレースをしてくれました。負けた悔しさはありますが、ステップレースとしては良かったと思います。

レースを使って、ガラリ一変しました。内面から来る迫力を出すようになっていますし、気持ちに火がついたという感じです。1回使って肉体面も変わりましたし、追い切りでそんなに強く追わなくても動くと思っていた通り、馬が自分から動いていました。

稽古の動きは理想通りです。距離2000は守備範囲ですし、1800と比べて仕掛けなくても良い位置を取れる分、レースはしやすいと思っています。切れ味勝負になると分が悪いと思いますが、ガマン強く脚を使いますし、この馬の持つ勝負強さに期待しています。

速い時計にも対応できますが、この馬の持ち味を生かすには少し時計のかかる馬場が理想ですね。かなり速い上がりを使う相手もいると思いますが、前で競馬をして凌いでくれればと思っています。初めてのG1でも恥ずかしくない状態ですし、夢を見れます。応援をよろしくお願いします」

ディサイファ

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