初重賞制覇へ 一発ムードが漂う高橋義忠厩舎2騎

11日、中山牝馬S(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、初音S8着のシャトーブランシュ(牝5、栗東・高橋忠厩舎)は坂路で田中博康騎手(レースでは戸崎圭太騎手が騎乗予定)を背に一杯に追われて4F54.0-39.0-25.4-13.0秒をマーク。重くなった馬場を物ともせず、力強いフットワークで駆け上がってきた。

形的には格上挑戦となるが、3歳のローズSで2着、2走前の愛知杯でも4着と地力は互角。浜野調教厩務員も「追い切りの動きも良かったし、状態は変わりなくこれてるよ。レース後もカイバは食べてくれてる。愛知杯でも最後は差のないところまで詰めてきてたし、展開ひとつじゃないかな」と重賞制覇に意欲十分の様子。鞍上に戸崎圭太騎手を迎えたことにも力の入り具合が垣間見える。


11日、中日新聞杯(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、マイルCS16着のサンレイレーザー(牡6、栗東・高橋忠厩舎)は助手が騎乗してポリトラックでゴールまでビシッと追われ、6F77.7-61.6-48.1-36.2-11.9秒を計時。久しぶりの実戦となるが、中間は坂路、Bコース、プールを併用してたっぷりと乗り込まれ、上々の仕上がりだ。

「馬が良くなるまで時間をかけて調整してきました。反応も良かったし、調教でやれることはこなしてこれました。久しぶりのコーナー4つがどうかですが、以前の2回は右回りで体調面がもうひとつでした。今回は状態もいいし、左回りの中京で開幕週。条件はいいと思います」と矢野調教助手は好感触を口にしている。