【福島牝馬S】ブランネージュ「全体的にパワーアップしている」

22日、福島牝馬S(G3)の最終追い切りが栗東トレセンにて行われた。ブランネージュ(牝4、栗東・藤岡健厩舎)は藤岡康太騎手を背にポリトラックで単走追い。終い強めに追われるとビュンと弾けるようなフットワークで一気に加速。時計は5F64.6-50.4-37.6-11.7秒を計時。今年初戦の中山牝馬Sをひと叩きされて気配は確実に上向いている。

本来なら藤岡ブラザーズの兄・藤岡佑介騎手が手綱をとるはずだったが、インフルエンザのため今週の騎乗をキャンセル。急遽、弟の康太騎手に回ってきた。昨年のチューリップ賞以来の騎乗となる鞍上は「久しぶりに乗りましたが、以前よりも馬は良くなっていますね。どこが、というよりは全体的にパワーアップしている感じ。繊細すぎる面があったけど、そこにいくらかゆとりが出た感じですね」と手綱から成長を確認した。

「行きっぷりがいい馬ですが、けさも良かった。我慢して直線で反応を確かめる程度にやりました。ええ、良かったですよ。立ち回りの器用な馬だし、小回りコースも特に問題ないと思いますよ」とデキの良さを強調。まだ成し得ていない父の管理馬での重賞勝ちに気合を漲らせている。藤岡康騎手は日曜日のマイラーズCにも有力候補のディアデラマドレに騎乗。運も味方に重賞ゲットとなるか。