【POG】カジノスマイルら小倉トレセン直送トーク

●8月15日(土) 2回小倉5日目5R 2歳新馬(ダ1000m)

今開催初となるダートの新馬戦。坂路で抜群の動きを見せているのが新種牡馬カジノドライヴ産駒の5枠5番カジノスマイル(牝2、栗東・石橋厩舎)。7月22日に4F52.8-ラスト1F11.8秒と破格の時計を叩き出し、最終追い切りも終い重点ながら、ラスト1F11.7秒と迫力満点の動きを披露した。

小原助手も「坂路で楽に52秒台で動いてくるし、上がりもしっかり。今週も11秒台だったからね。併せ馬でも負け知らずだし、ここまで注文をつけることがないね」と自信満々でデビューを迎える。

7枠7番メイショウサイジン(牝2、栗東・高橋亮厩舎)は、北海道トレーニングセール出身で、ラスト1F10.7秒をマーク。栗東に入厩後も素軽いフットワークを見せていて、仕上がりの良さが目立つ。祖母ルビータイガーは5カ国で重賞9勝を含む10勝、近親にデイリー杯2歳S3着のシルクタイガーがいる。

「順調に乗ってきてるし、今週もCウッドでいい走りをしていました。時計も出ていますしね。素直な性格をしてるし、攻め通りに走れば楽しみ」と喜多調教助手も期待を寄せている。

オンファイア産駒の2枠2番キンシノエナジイ(牡2、栗東・浅見厩舎)は、メンバー唯一の減量起用。全体の攻め時計はやや地味ながら、ゲート練習では鋭いダッシュ力で駆けており、枠順と3キロ減は魅力十分。この馬も北海道トレーニングセール出身でラスト1F10.7秒をマークしている。

浅見調教助手は「速い追い切りこそ少ないけど、量は十分に乗ってきています。ゲート練習の時のダッシュがけっこう速かったし、この条件でスピードを生かしたい」とスピード勝負に持ち込む構えだ。

ダートの短距離では中央、地方を問わず数多くの活躍馬を送り出しているサウスヴィグラス産駒のタマモスズラン(牝2、栗東・木原厩舎)は、4枠4番からのスタート。母チャームナデシコは5勝を挙げ、交流重賞のTCK女王盃で5着に入る活躍馬だった。

母子2代で管理する木原調教師は「攻め時計もしっかり出てるし、短距離向きって感じの走り。父が出てるのかもね。渋滞を考慮して、1週前に小倉入りさせた。うまく調整できてるようだよ」と好仕上がりにニッコリ。先週の坂路では5F52.5-12.9秒で先着を果たしている。




●8月16日(日) 2回小倉6日目5R 2歳新馬(芝1200m)

今年デビューの鮫島克駿騎手が手綱をとるテゾーロミノル(牡2、栗東・北出厩舎)は、これまた今年産駒がデビューしたアサクサキングスの仔。兄に昨年の函館2歳Sを勝ったアクティブミノルがおり、坂路での最終追い切りでは古馬1000万のサンデーミノルを相手に0.4秒先着した。

北出調教師は「まだ緩いところがあってコースでは動けないけど、坂路に行くといい走りをする。現状は短距離向きかな。兄よりも距離は融通が利きそうだけど、まずは千二から」と上々の手応えで、父に初勝利をプレゼントし、兄に続くことが出来るか注目だ。