【北九州記念】ベルカント 連覇へ向けて順調「今回への伸びシロは多い」

17日、北九州記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

アイビスSDに続いて、この北九州記念でも連覇を狙うベルカント(牝5、栗東・角田厩舎)は、助手を背に坂路での最終調整。パートナーのケイティープライドを0.8秒追い掛けてスタートし、キビキビとしたフットワークでゴールへ向けてグングン加速。強めに追われたラストの2Fは12.1→11.8秒という速いラップを刻み、ゴールでは0.6秒先着。4F52.9-37.7-23.9-11.8秒を叩き出した。

角田晃一調教師は「行きたがるところがあって、前に馬を置いた方がいいので、後ろから追走させました。 時計はこんなもんでしょう。やればやるだけ動く馬ですし、見ての通りで良かったですね。前走のアイビスSDを勝ったけど、去年と比べると少し物足りないところもあったんです。その分、今回への伸びシロは多いですよ。いい結果を出してスプリンターズSへ向かいたい」と自信たっぷりにコメント。

今回はトップハンデとなる56キロの克服が最大のカギとなるが、元々牝馬としては馬格があり、馬体重こそ変わらなくとも、昨年よりパワーアップした今の姿であれば、それも十分克服可能。昨年快勝の舞台で連覇を決め、胸を張って秋の大一番に向かいたいところだ。