【ダービー卿CT】マイル向いているマルターズアポジー ここもスピード勝負

マルターズアポジー

ダービー卿CTに向けて追い切りを行うマルターズアポジー

28日、ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
一部、キリのため計時不能

●前走、中山記念で3着だったマルターズアポジー(牡6、美浦・堀井厩舎)は、柴田善臣騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F67.4-52.7-38.4-12.4秒をマークした。

【柴田善臣騎手のコメント】
「今週の追い切りはあまりモタれませんでしたし、反応も良くしっかり加速も出来ていました。大外を回した割りには時計も速かったですし、言うことはありません。前走は矯正が強く出た分外にモタれる面を見せたかと思いますが、良い競馬をして頑張ってくれました。コンスタントに使われていますが、疲れている感じもありません。

手綱を引っ張って抑えようとしても無理だと思っていますし、黙っていてもガツンと行くのでマイルの方が良いのではないかと思います。あとはどのくらいのタイムで走れるかだけでしょう。仮柵も外れるので良いところを走れるでしょう」

●前走、東風ステークスで9着だったダイワリベラル(牡7、美浦・菊沢厩舎)は、菊沢一樹騎手を背に坂路コースで追われ、4F52.0-38.2-25.7-13.1秒をマークした。

【菊沢隆徳調教師のコメント】
「前走はスローペースで前残りの展開になりましたし、内枠がアダになりました。今回は重賞なので前走のようなペースにはならないでしょうし、競馬はしやすくなると思います。デキも悪くないですし、得意の中山コースで巻き返してもらいたいです」

●前走、白富士ステークスで5着だったテオドール(牡5、美浦・国枝厩舎)は、吉田隼人騎手を背に南ウッドチップコースで追われた。

【国枝栄調教師のコメント】
「今週の追い切りはウッド単走でやりましたが、気合いが乗っていてグンと走っていました。乗っていた吉田隼人騎手も、少し左にモタれていたけど良い動きだったと話していました。マイルなので折り合いは心配していませんし、自分のペースで走れればハナにはこだわりません」

●前走、東風ステークスを勝利したミュゼエイリアン(セ6、美浦・黒岩厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F53.9-39.4-25.5-12.7秒をマークした。

【黒岩陽一調教師のコメント】
「今週の追い切りは、併せ馬で内から交わす指示通りの内容でした。前走は体が増えていましたし筋肉量も増えて迫力のある走りが出来たかと思いますが、ようやく軌道に乗り始めたくらいの段階です。去勢したことも一因としてあったと思いますが、馬に気負いがあって体調が整わなかった時期もありました。今回も競馬を使ってガラリ一変とまではいきませんが、続けて順調に競馬を使えることは良いと思います。前走は恵まれた面があったと思いますし状態面からそれほど強気にはなれませんが、地力に期待しています。ハナにはこだわりませんし、今後に繋がる競馬が出来ればと思います」

●前走、東風ステークスで8着だったロジチャリス(牡6、美浦・国枝厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われた。

【国枝栄調教師のコメント】
「今週の追い切りは、前の2頭を追いかけて内から交わしました。今回の追い切りで初めてブリンカーを着けましたが、効果はあったようですしレースでも着ける予定です。以前のようにグングンと行き過ぎるということもありませんし、ブリンカーは良い方に出ると思います。このレースのディフェンディングチャンピオンですし、連覇を狙いたいです」