【アルテミスS】好センス持つオータムレッド「試金石の1戦になると思いますが楽しみ」と手塚師

美浦

単走で追われたオータムレッド

23日、アルテミスS(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

●前走、クローバー賞1着のオータムレッド(牝2、美浦・手塚厩舎)は、石橋脩騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.6-54.5-40.6-12.1秒をマークした。

【手塚貴久調教師のコメント】
「前走は初戦より距離を延ばした条件を使いたいと思って出走しましたが、思った通りの走りをしてくれました。この中間は本数はそれほど多くありませんが、仕上がり早のタイプですししっかり動けています。1週前追い切りを併せ馬でしっかりやりましたし、小柄な馬なので体を減らさないように最終追い切りは単走馬なりでやりました。

石橋騎手も2週続けて乗ってくれましたが、良い感触を掴んでくれたようです。軽い芝にも対応できると思いますし、レースセンスがあるので今回も上手く立ち回ってくれればと思っています。底力が必要な東京マイルの重賞でどれだけやれるか、試金石の1戦になると思いますが楽しみにしています」

●前走、2歳未勝利1着のオムニプレゼンス(牝2、美浦・国枝厩舎)は、北村宏司騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.0-53.5-39.4-12.9秒をマークした。

【国枝栄調教師のコメント】
「恐らくウッドが得意ではないのか調教ではそれほど動きは目立ちませんが、最終追い切りに乗った北村騎手は手応えは悪くないと話していましたし、実戦に行けば違うのではないかと思います。東京も問題ありませんし、むしろコース替わりはプラスに働くのではないかと思っています」

●前走、2歳新馬1着のサンクテュエール(牝2、美浦・藤沢和厩舎)は、ルメール騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、5F70.2-54.6-40.2-12.1秒をマークした。

【藤沢和雄調教師のコメント】
「初戦は上手に競馬をして勝ってくれて良かったです。夏場は放牧に出して、1ヶ月くらい前に帰厩してからも順調にきています。元々気の良いタイプなので稽古でそれほど速い時計は必要ありませんし、最終追い切りの動きも良かったです。

前走はそれほどペースが速くなかったので2番手からの競馬になりましたが、今回は重賞でペースも前走より流れると思うので、上手に走ってもらいたいです。血統的にも期待していますし楽しみにしています」

●前走、2歳新馬1着のショウナンハレルヤ(牝2、美浦・矢野英厩舎)は、丸山元気騎手を背に南ウッドチップコースで追われ、4F53.8-38.9-12.6秒をマークした。

【矢野英一調教師のコメント】
「まだ体質がしっかりしていないところがあるのでそれほど強い稽古はしていませんが、順調に乗り込めています。最終追い切りもジョッキーに乗ってもらって、良い動きを見せていました。まだ緩さはありますが素質は高い馬ですし、重賞でどれだけやれるか楽しみにしています」