【関屋記念】前走はコースが合わず!大敗も内容悪くない!…今週のコメント特注馬

<現場取材でつかんだ!コメント特注馬>

●8月11日(日)新潟11R・関屋記念(芝1600m)
ロシュフォール(牡4、美浦・木村厩舎)

前走の七夕賞はデビュー戦以来の右回りワンターン。ゲートはしっかり出たものの、後方11番手からのレースとなり、流れに乗れず。福島の道悪でペースも速く、広いコースのスローの瞬発力勝負にまったく対応できなかった。「ゲートはスムーズでしたし、右回りはこなしてくれました。ただ向正面で一気にペースが速くなった時に戸惑っていましたね。これまでとはパターンの違う競馬になったことが影響したのかもしれません。ただ最後は伸びていますし、着順ほど内容は悪くないです」と騎乗した三浦皇成騎手は話す。

今回の舞台は新潟の外回りマイル。これまでの4勝は東京、新潟のワンターン。「広いコースを自分のリズムで走って結果を出してきた馬」と三浦騎手も言うように、条件は大幅好転と言っていい。マイルは昨年秋の京都・三年坂特別2着以来2度目だが、スローで流れやすい新潟マイルなら脚は溜まりそうだ。この夏絶好調の田辺裕信騎手を鞍上に迎え、巻き返しが期待できる。


◆先週の結果

★日曜小倉11R・小倉記念 クリノヤマトノオー 5着(8人気)
前走の七夕賞は大外枠の16番を引いてしまい、うまく内にもぐりこんだものの、直線は外伸び馬場だったこともあって7着に敗れてしまった。騎乗した和田竜二騎手は「うまく内にもぐりこめましたが、ペースが流れていて、ジリジリとしか伸びませんでした。スローの瞬発力勝負のほうがいいと思います」とコメントし、荒れた馬場ながら時計が速かったことも敗因として挙げていた。
今回の小倉記念は両馬場の綺麗な芝で行われたこともあり、条件好転。スタートで躓いてしまったものの、内ラチ沿いを立ち回って伸び、人気薄ながら5着に食い込んだ。3着ノーブルマーズとは0.1秒差。ゲートで躓いていなければ3着もあっただろう。「思ったよりはじけませんでしたし、いい頃に比べると足りないところがあるのかもしれません」と騎乗した和田騎手が話していたように、調子を上げてくれば重賞を勝てるだけの力はある。