2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
海外研修inイギリス(その②)
2019/6/21(金)
ニューマーケット2日目からは、ロジャー・ヴァリアン厩舎の調教に参加させていただきました!!
まずは厩舎内の角馬場でフラットワークをします!!
フラットワークで軽く準備運動をした後は、厩舎から外に出て道路の脇を通って調教場に向かいます!!
この光景だけでも充分衝撃的なんですが、もちろん道路も渡ります!!
こんな馬専用の信号機もあります(^^)
調教場に入ってからも、どこに行くのかもわからないままひたすらズンズン歩きます!!
しばらく歩いていると、、、
ドドドーーーン!!
と、どデカいコースが目の前に現れました!!
こんな広いところで落とされたらどうなるんやろ。。
と、一瞬、余計なことを考えてしまいました。。(^^;;
この日は世界的に有名な調教コース、ウォーレンヒル(坂路)で騎乗させてもらいました!!
一番後ろがわたくしですが、自然の傾斜を利用したウォーレンヒルは、かなりタフなコースでした!!
上からみるとこんな感じになっています!!
もう広すぎて何がなんだかよくわかりませんよね(笑)
これだけ広いと、馬は本当におとなしいです。。
走り自体もイレ込むこともなく、リラックスしてゆったりと走ります!!
イレ込んで引っ掛かり、折り合いを欠く馬が多い日本とは正反対だなと感じました。。
ただ、この環境をトレセンで作ることは不可能ですので仕方がない部分はあると思いますが、
イギリスの馬みたいにリラックスできれば日本の馬ももっと良いパフォーマンスができるだろうなと思います。
ですので、日々のトレーニングの中で少しでも馬のストレスを取り除いてあげることがいかに大切か考えさせられました!!
今回、こんなに貴重な経験をさせていただいたロジャー・ヴァリアン調教師ご夫妻には本当に感謝しかありません!!
本当にありがたいです(T-T)!!
ニューマーケットには1週間滞在していたんですが、
街を歩いていると、至る所で馬や馬に関するモノが飾られていたりして、本当に馬を大切にしている馬の街なんだなぁと感じました!!
本当にいい街です(^^)♪
そして!!
イギリスといえばもう一つ!!
ブックメーカーです!!
ニューマーケットにも、ブックメーカーの店が本当にたくさんありました!!
当然わたくしも、ブックメーカーデビューして参りました(笑)
写真を見ての通り、たくさんの画面でジャンプレースや平地レース、そしてドッグレースがリアルタイムで放映されております!!
イギリスには本当にたくさんの競馬場やドッグレース場がありますので、毎日どこかで開催されております!!
ですので、さっさと投票券を購入しないと、めまぐるしく画面が切り替わります(笑)
さっそくわたくしも、つたない英語をふんだんに駆使して、お店の方に買い方を教えてもらい、なんとか購入することができました!!
ドッグレースを!!(競馬ちゃうんかい笑)
ちなみに予想紙も情報も何もありませんので、完全に勘だけで買いました(笑)
結果はこちらです!!
ジャジャーン!!
当たりました(笑)
ブックメーカーでは、自分が記入したモノのコピーがそのまま投票券になります!!
記入内容は、
レース時間,レース場,投票したい番号,購入金額を記入します!!
連勝とか複勝とかの記入方法はわかりませんので、何も書かなければ単勝ということになります。
この写真の場合ですと、
8:32発走のYOUGHALレース場の⑥番を5ポンド購入ということになります!!
そして後ろの画面がレース結果と配当になります!!
この場合ですと、
8:32のレースは⑥番が1着で、
オッズは11/2となっております。
日本のオッズとは違い、11/2というのは儲けが何倍かという表記になります!!
11/2は5.5倍ですので、儲けが5.5倍ということになり、日本のオッズで言うと、これに1を足して6.5倍ということになります!!
ですので、5ポンド購入の6.5倍で払い戻しは32.5ポンドというわけです(^^)♪
とりあえずブックメーカーのデビュー戦を見事勝利で飾ることができました(笑)
今回のコラムはここまでになりますが、
先に今回の海外研修での皆さんへのプレゼントの告知をさせていただきます!!
こちらをご覧ください↓↓
※この度の海外研修に際して高田潤騎手が、他ではなかなか手に入らない選りすぐりの豪華競馬グッズの数々を自らの足で用意してくれました!
日頃の感謝を込めて、読者の皆様へプレゼントします!!
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プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。