
'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!

8月10日時点1758勝
今週は19鞍の騎乗!次週はアメリカ遠征!
2026/8/14(金)
今週は重賞騎乗こそないものの、新潟開催で多数の騎乗馬がスタンバイ。レパードSでのアクシデントや惜敗が続いた有力馬の回顧、そして次週に控えるアメリカ遠征への思いとは。週末の展望から今後のスケジュールまで、じっくり話を聞きました。
——今週は乗り鞍こそたくさんございますが、重賞がなく、それでいてテン乗りも多いかなという感じがします。そして、今週は短めの内容となりますが、まず、所属する田島俊明厩舎のテリオスブギからどうでしょうか。
戸崎:素軽い動きができていたかなと思います。少しずつ良くはなってきているのですが、もう少し良くなってくるといいので直前の調整でどう変化しているか、当日の気配に期待したいです。
——3回乗ったのは、厩舎が厩舎だからという感じですか?
戸崎:そうですね。田島厩舎ということで。
——リバーススイープの方は、こちらも同じく田島厩舎であり、複数回乗られていますね。
戸崎:こちらも当初からポテンシャルを感じていました。初めて乗った時に1回ゲートを出しているのですが、再びトレセンへ帰ってきてから乗ったところ少し重たさを感じました。そのあたりはどうなのかなと思っています。
——続きましてロードフィレールは昨年の新潟で乗られましたね。
戸崎:当時はいいスピードを見せてくれたのではないかと思っています。跳びの大きい、ゆったりした馬という印象です。
——スノーサイレンスも再び騎乗されます。
戸崎:最後にバテてはしまったのですが、乗せていただいた時はいいスピードを見せてくれたかな感じはしました。新潟コースもよりスピードを生かせる舞台かなと感じます。
——日曜日は大半のレースに乗られていますが、ほとんどが乗ったことのない馬ばかりという感じですね。バーヴァンシーに3走前乗られていますが、いかがでしょうか。
戸崎:少し非力さを感じた馬でしたけれども、それからまた使っていますのでね。体の成長などが伴っていればいいなと思っています。平坦になるのはいいと思うのですが。
——ポルトフェリスは前回が長期休養明けという中で頑張りましたが、順当であれば今回も頑張れそうな気がします。
戸崎:長期休養明けにしてはすごく雰囲気が良くて、いい走りをしてくれるであろうという感触がレースにも繋がりました。とてもいい内容でしたし、勝てなかったことは残念でしたが。今回も順調な状態であれば期待できると思います。
——先週のレースについて伺います。ウップヘリーアは2着でした。
戸崎:すごく乗りやすい馬でした。特徴としては、長く脚を使えるタイプかなと。ペースも楽でしたし、すんなりと流れに乗って自然と行ける形で。相手にも走られたなという感じです。
——相手は以前乗られていた馬ですね。レパードS(G3)のマクリールですが、こちらはコース適性も懸念されましたし、ゲートの後のアクシデントなどもありましたが、いかがだったでしょうか。
戸崎:スタートしてつまずいてしまいましたね。もともと前に行くタイプではないと思いますが、さらに後手を踏んでしまったというのもあって、あのような結果になったかなと感じます。
——乗られた感触でも、コーナー4つよりも、ワンターンのほうが走りやすいという感じなのですか。
戸崎:そんな感じですね。広いコースのほうが走りやすいかなと思います。
——ああいうつまずきがあるというのは、やはり暑さの影響などによる使えもあるのでしょうか。
戸崎:いや、芝スタートではなかったからすね。以前も大井でつまずいていたので。
——2番人気でしたが、シュヴァルツシルトはどうだったでしょうか。
戸崎:随分と馬体の緩さも感じました。もう少しパンとすれば良さそうかなとは思います。結局10日競馬だったりしたところも影響したようですね。
——距離的には1400mでもいいのかなと個人的には思っていたのですが、どうでしょうか。
戸崎:う~ん悪くはないでしょうが、1200mでも体調さえ普通であれば十分に対応できると思います。
——ブラッキッシュのレースはレコード決着で、3着も突き放しているだけに惜しい結果でした。
戸崎:前走は少し道中の行っぷりが良すぎるのかなというところがあったのですが、そのあたりは良くなっていたのかなと。今回は道中も上手に走れていましたし、雰囲気もすごく良かったです。
——サレジオはいかがだったでしょうか。
戸崎:こちらも折り合いに気をつけたいなというところで、自然とポジションが取れればいいなと思っていました。スタートを出てから少し置かれるところもあって道中は後ろになりましたが、折り合いに気をつけていった分、終いは我慢できていました。ただ、芝のスピードがもうひとつ上がってくるといいなと思います。
——ダートの可能性も感じますか。
戸崎:そうですね、使ってみたいというところはあります。
——レイニングはここ2戦先行できていますが、今回はいかがだったでしょうか。
戸崎:直線も長いですし、1枠でしたから、無理に出さずにいい位置につけられればと思っていました。ただ、向正面でリズムを崩して、少しハミを噛んだ部分がありました。そこは少し痛かったかなと思います。直線も進路が綺麗に開いたわけではなかったので、少しもったいない競馬でしたね。ただ、関西で乗せてもらった時より状態は全然違うなと感じました。
——多頭数の新潟となると、そういうこともやはりありますか。ここは逃げ馬もいなかったですし。
戸崎:そうですね。
——クライスレリアーナは少し相手が悪かったかなという負け方にも見えましたが、いかがだったでしょうか。
戸崎:リズム良く、ポジションもちょうどいいところで走れたのかなと思います。真っ向勝負という感じでしたね。
——次週はアメリカに出発されるということですが、新潟記念(G3)ではステレンボッシュに騎乗することも明らかになりましたね。次週はアメリカからよろしくお願いします!Instagramでは何か発信もされるそうですね。
戸崎:よろしくお願いします!そうですね、できればやってみようと思っています。
——秋競馬も大きいレースでは楽しみな馬の騎乗予定もありそうですし、いい形で夏競馬を終えていただければと思います。
戸崎:ありがとうございます。
プロフィール

戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングという快挙を達成した。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。2025年5月よりYoutubeチャンネル「戸崎圭太のベリベリチャンネル」を開設。




