2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
無敗の三冠へ挑戦!!
2020/10/2(金)
高田潤です!!
先週の中京競馬場で行われた神戸新聞杯(G2)は、コントレイル号がダービー馬の貫禄を見せつけての完勝でした!!
これで、コントレイルは次の菊花賞で、史上3頭目の無敗の三冠馬への挑戦ということになります!!
神戸新聞杯当日の朝、競馬場のジョッキールームで祐一さんと少し話す機会があり、コントレイルの話を聞いたんですが、
『春よりもずいぶんと成長しているし、今日は間違いなく良い走りをしてくれるよ!!何の心配もない!!わくわくするよ!!』と自信たっぷりの様子でした(^^)
競馬ファンの皆さんだけではなく、競馬サークルの中でも当然、無敗で三冠に挑戦するコントレイルには注目が集まります。
数々の名馬に騎乗してきた祐一さんが、コントレイルという馬をどのように感じているのか??非常に気になります。
また調教の合間にでも時間があるときに聞いてみたいと思います。
こういう大事なレースや大記録がかかったレースがあるときはジョッキールームも異様な雰囲気になります。
ディープインパクトの三冠がかかっていた時の豊さんや、オルフェーヴルの三冠がかかっていた時の謙くん(池添)には、当時僕も競馬場にいましたが、他のジョッキーは誰も話しかけないんですよね…
だから余計にジョッキールーム内が緊張感に包まれるというか、何というか、本当に独特な空気になります…( ̄▽ ̄;)
ですので、今年の菊花賞当日のジョッキールームも、間違いなく緊張感が張り詰めた雰囲気になると思います。
それも今年は無敗の三冠という歴史的大記録がかかっていますので、祐一さんのプレッシャーも相当なモノだと思います。
でもそういう緊張感を味わえるというとはジョッキーにとって最高に幸せなことだと思います。
プレッシャーや緊張感をたくさん感じる、たくさん経験できる=トップジョッキーの証だと思います。
僕も三冠ほど重圧なモノではありませんが、何度かそういうプレッシャーを感じたことはあります。
そういえば2006年に中京競馬場で行われた神戸新聞杯をドリームパスポートで優勝したときも、めちゃくちゃ緊張しました…(^^;;
最近はあまりそういう場面を経験しておりませんので、また緊張感のある瞬間を求めてこれからも努力していきたいと思います!!
プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。