現役生活あとわずかも衰えなし 得意の舞台で連覇飾る マキシマムドパリ
2018/1/8(月)
-:何度か話を伺わせていただいているのですが、脚質的にはあまり内よりは真ん中よりも外の方がレースはしやすそうですか?
吉:スタート次第なのでしょうが、僕的には、意外と内が欲しいのですが。
-:あんまり周りに速い馬がいなくて、被せられない方がという感じですか。
吉:そうですね。変に被せられて動けなくなるよりは、と思うと、やっぱり外の方が良いのかなと思うのですが……。ただ、自分から動いていきたいタイプなので。内で包まれて動きたい時に動けない位置だったら、やっぱり良さが活きないのかなと。
-:ちなみに、厩舎の解散も来年と。マキシマムドパリの現役生活は残り僅かですが、カフジバンガードもシンザン記念に挑みますし、厩舎はまだ賑わっていきそうですね。
吉:あと1年ですね。こんな最後まで、けっこう良い成績で競馬しているところも珍しいでしょうから、ありがたいですよ。
-:吉田助手自身も寂しくなると思いますが、レースに向けての意気込みをまとめていただけますか?
吉:牝馬同士なので戦いやすいでしょうし、成績も安定しているし、ハンデは背負うかもしれないですけど、何とか意地を見せて欲しいですね。状態自体は変わりなく来ているので、力は出せると思います。
-:ちなみに、担当はされていないと思いますが、3歳の下の子(エトワールドパリ)はどんな子ですか?
吉:半妹で父はクロフネだけあって、体のつくり自体は違います。馬格もけっこうあるし、食も違うんですよ。男馬みたいな食欲をしているから(笑)。もう、初勝利はそこまで来ているので頑張ってほしいです。
-:性格も全然違いますか?
吉:やっぱり性格は似ているところはありますけどね。仕草だったり、乗っている時にイレ込んだら急に走ったりだとか、そういうところがあるんだなと思いました。あの血統自体がそんなに大人しい血統じゃないので。
-:マキシマムドパリの後継者になればいいですね。今回もありがとうございました。
吉:ありがとうございました。
プロフィール
【吉田 貴昭】Takaaki Yoshida
トレセン歴は2008年から。父がバンブーアトラス、ビリーヴを担当し、スプリンターズSに挑戦したフィドゥーシアを手がける吉田政弘厩務員、昨年の函館2歳ステークスを制したカシアスを担当する吉田光希調教助手はいとこ。おじがファビラスラフインを担当していたという競馬一家の出身。過去には、イナズマアマリリス、函館2歳Sで3着に来たソムニアなどを担当。