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近年もレイデオロ、サートゥルナーリアなど指名 POG名人・森川さんの1位は?

小:ベタで行きます。今週出てくるシルヴェリオ(牡、栗東・池添学厩舎、父ハーツクライ)です。

森:これはだいぶ評判がいいですね。

小:らしいですね(笑)。

大:絶対的に今年のPOGで1番人気でしょ?

森:POGの中ではそうですね。ただ、募集の時は確か余っていたんですよね。1億2000万くらいして、高かったんですよね。ハーツクライ産駒で、そこまで高くて、売り切れていたかもしれないですけど、そこまで人気がなかったとは聞いていて。

大:その頃、シルバーステートは走っていましたよね。

森:走っていましたけど、ケガの血統というイメージがあったんじゃないですかね。

小:この馬は、ケガは大丈夫なんですかね。

森:脚は強いと聞いていますけどね。育成していく段階で、グングン良くなっていって、これが全部持っていくんじゃないかくらいの声は色々なところから聞きますけどね。そんなに外れを出していないですからね。脚元さえ順調だったら、そこだけですね。ハーツクライは多分初めてですからね。サンデーレーシングですね。厩舎はどこでしたか。

小:池添学さんですね。厩舎にとっても初のビッグタイトルがかかりますね。

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聡:僕はクラヴェル(牝、栗東・安田翔厩舎、父エピファネイア)ですね。母がディアデラマドレで、僕はシーザリオからキャロットを始めていますが、その年のオークスが1着、3着で、キャロットさんの馬の中では、みんな分かっていると思いますけど、これが一番キャロットの象徴ともいえるところですね。ディアデラノビアの産駒の中でも、マドレが6勝して、一番稼いでいますし、ディアデラマドレの初仔になるのですが、その辺も問題なく、この血統は、僕の中では有望な配合だなと思って見ているので、頑張って欲しいなと思います。

いつも通り11月に坂路に入りまして、まだ早来にいるんですけども、調教的には順調に積まれていますので、特にケガもなく、病気もなくきています。今の馬体重は432キロでちょっと小さいかなというのはありますけど、今後は普通にゲート試験を受けて、というような流れで、多分、大事に、大事に成長を促しているんじゃないかなという風には思われます。すぐのデビューはないと思いますし、秋口にはなるかと思いますけど、期待の1頭になります。

森:だいぶ人気だったみたいですね~。僕も欲しいというか、出資したいなと思ったのですが、これは人気があって買えないだろうなと思って、諦めましたね。

聡:血統表を見ていて、シーザリオとディアデラノビアがいるというだけで、楽しいと思っちゃいますね。競馬をやっていて、何が楽しいと言ったら、こういう歴史を見ることですからね。

森:ようやくそういうのが来たなという。

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大:私の第1位は言うまでもなかろうと思いますが、月末に出ます。エオスモン(牝、栗東・須貝尚厩舎、父ジャスタウェイ)。ジャスタウェイ以来の榎本君の担当で、上手いこと行けば、ポンポンと勝ち上がって、ジャスタウェイ産駒の最初の重賞勝ち馬となってくれたらいいなと思いますね。

森:初戦から、という感じですか。

大:「動きはいい」と言っているらしいですし、タイムもソコソコいいですね。

森:初戦から勝ち負けですね。

大:だといいですね。中京の牝馬限定戦です(8着でした。無念。現在放牧して成長を促しているところです)。

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森:僕の1位はオーソリティ(牡、美浦・木村厩舎、父オルフェーヴル)です。母ロザリンドはエピファネイアの1つ下の妹で、シーザリオ産駒になります。ロザリンドは出資していましたし、ロザリンドの初仔のアーデンフォレストにも出資していて、とても期待していたのですが、骨折してしまって、初仔だったし、体も小さかったし、なかなか難しいかなと思いつつも、初戦ラヴズオンリーユーといい勝負をして、2着でしたからね。

2戦目でアッサリ勝ち上がって、このまま順調に行くかなと思ったところの骨折で、お兄ちゃんもソコソコ走る片鱗を見せたところがあるので、一つ下で初仔ではなく、2番目でお父さんがオルフェーヴルに替わって、オルフェもエポカドーロなど初年度から走る産駒を出していますので、とても期待できるかなと思っていますので、これを1位にしました。

オルフェの爆発力に期待して、来年はオーソリティとさっきのヴァーダイトとダービー2頭出しを狙っていきたいなと思います。シルクの木村厩舎ということで、厩舎からも血統からも期待できるということで、1位指名にさせていただきました。セレクトセール前日の函館でデビュー予定です。

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小:ここからは去年も参加した競馬ラボ狩野の指名馬です。第5位はグランデマーレ(牡、栗東・藤岡健厩舎、父ロードカナロア)。「募集ツアーの動きが良く見えた1頭です。外れの少ない血統で、初仔でも500キロ以上あることは良いことですね。今年も指名馬のテーマは『入厩済み』。5月3日に入厩してからも順調で、7月7日の函館1800でデビュー予定です」とのこと(※打撲でデビューは延期)。

第4位はオーソリティ(牡、美浦・木村厩舎、父オルフェーヴル)。「4月25日に入厩しました。ゲート試験を合格したら、ノーザンファーム天栄に戻るパターンで順調に調整されています。6月13日に函館に移動して、7月上旬の函館デビュー予定です」と。第3位がベスビアナイト(牡、美浦・国枝厩舎、父ルーラーシップ)ですね。「サンデーレーシングで父ルーラーシップ、母モルガナイトでリアル出資馬です」だそうです。

大:モルガナイトに出資していましたね。

小:お母さんに出資していたということですね。けっこう活躍馬が出ていますよね?

大:子供は買っていないんですけどね。1頭しか買えないから、そっちまで回らないんだよね。

小:「近年の当たり枠よりちょっと入厩が遅めですが、6月13日に入厩しました。無事なら8~9月にデビューできるのではないでしょうか。出資している半姉は順調に行けなかったので、この馬でリベンジを狙います」ということでした。

2位がレッドベルジュール(牡、栗東・藤原英厩舎、父ディープインパクト)です。「東京ホースレーシングで、父ディープインパクト、母レッドファンタジア。6月23日の阪神芝1800でデビューします。姉2頭はレッドベルローズとレッドベルディエスは2歳秋までに勝ち上がって、クラシックに乗るというところまで行きました。この種牡馬で、藤原厩舎ということで、まずはデビュー勝ちを期待します」というコメント。

1位がルナシオン(牝、美浦・藤沢和雄厩舎、父ディープインパクト)。「母ピラミマで、当たりの予感が漂うシルクの藤沢厩舎です。狙っていた馬モーベットがデビューしてしまったので、こちらに行きます。兄がスワーヴリチャードというベタな血統馬。5月24日に入厩して、天栄に戻りました。このパターンだと夏の新潟で出てくると思います」とのことです。

小:ということで、発表会が遅くなった分、駆け足での指名馬発表となりましたが、今年は森川さん以外の指名馬からG1馬が登場するのか?その動向も見守りつつ一年間楽しんでいただければと思います。今回もありがとうございました!

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