いよいよ夏のローカル開催は最後。今週も新潟、小倉の中距離戦にPOG人気馬が登場する。

8月31日(土)

◆新潟芝1800m

ペルラネーラ(牝、ディープインパクト×シユーマ、美浦・国枝厩舎)
全兄ヘリファルテ(現4勝)、ブレステイキング(現3勝)。「体幹が強くてバランスもいい。牝馬の中ではトップクラスにあると思う」と国枝師。1週前調教(以降も調教は主に1週前のもの)は、美浦坂路で気合をつける程度に52秒5-12秒7。余力をもって水準レベルの時計はをクリアしている。鞍上は福永騎手。

バルバレスコ(牝、ロードカナロア×ローマンエンプレス、美浦・宗像厩舎)
母はイギリスG1ヨークシャーオークス3着。調教は、美浦坂路で54秒2-12秒8(一杯)。3歳未勝利馬を追走したが、1馬身程度遅れてしまった。終いが甘かったという陣営の話なので、このあたりを最終調教で解消できるか。

◆新潟ダート1200m

クワトロチェント(牡、スマートファルコン×チャーチクワイア、美浦・新開厩舎)
母は4勝、近親キングストレイル(重賞2勝)、コディーノ(重賞2勝)。調教は、坂路55秒4-12秒7(一杯)。ここまで全体時計は目立たないが、強く追ったときはしっかり12秒台で上がっている。

◆小倉芝1200m

アルタグラシア(牝、ジャスタウェイ×エヴィータアルゼンティーナ、栗東・平田厩舎)
母は北米G1勝ち馬。「時計も悪くなく、稽古の動きも追う毎に上向いてきた。良さそうだし、いいモノを持っている」と小林助手。調教は、坂路52秒9-12秒3(一杯)。全体が52秒台、上りが12秒台前半なら合格点だ。鞍上は川田騎手。

パドゥヴァルス(エピファネイア×アンレール、栗東・吉田厩舎)
母は3勝。近親はフサイチコンコルド(ダービー馬)、アンライバルド、ヴィクトリー(ともに皐月賞馬)など活躍馬多数。8月24日の土曜日にCWで6F82秒台、5F66秒台半ば、1F12秒台前半の好時計を余力十分にマークし、初戦から楽しみだ。

キルシェンロート(牝、ロードカナロア×ルタンデスリーズ、栗東・橋口厩舎)
母の兄タイセイアトム(ガーネットS勝ち馬)。坂路53秒4-12秒3(強め)で3歳未勝利馬に2馬身程度先着している。

◆札幌芝1500m

ダノンオスカル(牝、キングカメハメハ×ジンジャーミスト、栗東・藤原英厩舎)
母の妹ルージュバック(重賞4勝、オークス2着)。函館ウッドで強めに5F68秒台後半、1F13秒台半ば。時計が出にくいコースなので地味だが、3歳未勝利馬に大きく先着している。


9月1日(日)

◆新潟1400m

エストロ(牝、ロードカナロア×スピードリッパー、美浦・萩原厩舎)
母は重賞2着3回。母の兄ポップロック(目黒記念2勝)。美浦ポリトラックで5F65秒台前半、1F11秒台後半を楽にマークし、古馬1勝クラスを追走して併入といい動きを見せている。鞍上はルメール騎手。

フロイデンベルク(牝、ダイワメジャー×フラニーフロイド、美浦・手塚厩舎)
母は北米G1勝ち馬。美浦坂路54秒5-12秒8(馬なり)で、3歳1勝クラスのライルに先着している。鞍上は石橋騎手。

ショウナンサモン(牡、エピファネイア×パワフルラリマー、美浦・大竹厩舎)
母は3勝、母の兄ロイヤルクレスト(7勝)。美浦坂路で54秒7-12秒4(馬なり)。本数も多く、仕上がりは進んでいる。

スピードサウンド(牡、キンシャサノキセキ×ブレイヴフィート、美浦・栗田厩舎)
近親スティルインラブ(牝馬3冠馬)。ポリトラック4Fから53秒台前半、1F11秒台後半で古馬2勝クラスの馬を追走して併入している。

◆小倉芝1800m

ヴェルトライゼンデ(牡、ドリームジャーニー×マンデラ、栗東・池江厩舎)
半兄ワールドエース(重賞2勝、皐月賞2着)、ワールドプレミア(現2勝)。「大人しくて素直。まだ緩さが残って動き切れないが、キャンター時のフットワークなどはいい」と池江師。CWで一杯に追われ、6F68秒台半ば、1F12秒台半ばの時計で、併せた新馬のレーヴドゥロワに2馬身程度先着している。鞍上は川田騎手。

リアンティサージュ(牡、オルフェーヴル×ローブティサージュ、栗東・須貝厩舎)
母は阪神JF勝ち馬。CWでやや一杯に6F81秒台、5F65秒台後半、1F12秒台半ばの時計で、古馬オープンのアドマイヤアルバを追走して僅かに遅れ。全体時計も速く、新馬勝ちへの意欲が伝わってくる。鞍上は武豊騎手。


▼新規入厩

アルベロベッロ(牝、ディープインパクト×ウィンターコスモス、美浦・堀厩舎)
全兄アイスバブル(目黒記念2着)、グリュイエール(エプソムC3着)

サングノーブル(牡、ロードカナロア×サングレアル、栗東・池添学厩舎)
母はフローラS勝ち馬、母の姉ブエナビスタ(G1を6勝)、ジョワドヴィーヴル(阪神JF勝ち馬)

ゴルトベルク(牝、キングカメハメハ×グルヴェイグ、美浦・手塚厩舎)
母はマーメイドS勝ち馬。全兄ヴァナヘイム(京都2歳S2着)

ロッタチャンセズ(牝、ディープインパクト×ワッツダチャンセズ、美浦・堀厩舎)
母は北米G1勝ち馬。

マイネルチェスト(牡、キングカメハメハ×マイネカンナ、美浦・国枝厩舎)
母は福島牝馬S勝ち馬、母の兄マイネルキッツ(天皇賞・春勝ち馬)

ラストブラッサム(牡、キングカメハメハ×レディブラッサム、栗東・角居厩舎)
全兄ロードカナロア(GⅠ6勝)

スマートアリエル(牡、キングカメハメハ×スカイノダン、栗東・角居厩舎)
母は北九州記念2着