【天皇賞(秋)】ペルーサ「普通に走ってくれれば…」

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26日、日曜東京11レース・天皇賞(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走、天皇賞春8着のペルーサ(牡4、美浦・藤沢和厩舎)は、横山典弘騎手を背に南芝コースで追われ、4F57.9-43.1-28.5-14.2をマークした。

追い切りに関して、横山典弘騎手は
「今週思い切りやる必要がないように、先週ビシッとやっていますし、今日も指示通りの内容で感触も良かったです。順調に来ています」とコメント。

「春先は地震などの影響もあって、馬がナーバスになっていましたし、休み明けを使って良くなるか悪くなるかという不安がありましたが、今回は同じ休み明けでもそういう心配はありません。あとは、休み明けはテンションが上がるタイプなので、当日の状態がどう出るかですね。ゲートは心配していませんし、力はある馬なので、普通に走ってくれればそれなりの結果は出してくれると思います」と、春との仕上がり具合の違いを強調した。

また、同馬を管理する藤沢和雄調教師
「前走後、長い距離のレースを使って疲れていたので、夏は北海道でゆっくり休養して、1ヶ月前ぐらいに厩舎に戻ってきましたが、馬は元気一杯で体も増えて良い感じで帰ってきました。天皇賞前にひとつ使いたいと思っていましたが、春の疲れもありましたし、この後有馬記念まで使いたいというのもあって、天皇賞から始動することになりました」と出走の経緯を説明。

「ここまで十二分に調教はしてきたつもりですし、体にまだ余裕もあって元気があります。先週は坂路で速い時計を出して、今週はそれよりも時計はかかっていますけど、長い距離を走りましたし、息遣いは先週よりも良くなっています。昨年の天皇賞の頃はスタートが良くなくてゲートの心配もありましたが、練習の効果が出て、今はその心配はありません。休み明けでG1は厳しい条件だと思いますが、やる気も十分で精神的にも良くなりましたし、4歳になって体が見るからにたくましくなっているので期待しています。明け4歳は強い馬が多いですけど、差はないと思っています」と、巻き返しに期待を寄せる。