【勝島王冠】上がり馬・スマートインパルスが重賞初制覇!

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11月30日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第3回 勝島王冠(S3)(3歳上、別定(重賞競走)、1着賞金:1,300万円、ダート1,800m)は、直前のレースで御神本騎手の落馬により騎手変更となったアラン・ムンロ騎手騎乗の3番人気・スマートインパルス(牡4、大井・三坂盛厩舎)が重賞初制覇。勝ちタイムは1:52.3(良)。

2着にはクビ差で2番人気・ツルオカオウジ(牡4、大井・久保与厩舎)、3着には1番人気・カキツバタロイヤル(牡5、船橋・凾館一厩舎)がそれぞれ入っている。

なお、ラインジュエル(牝7、大井・鷹見浩厩舎)は馬場入場後、放馬したため競走中止、テラザクラウド(牡4、大井・荒山勝厩舎)は左前球節捻挫のため出走取消。

レースはヴァイタルシーズが勢いよくハナへ立ちリード。スマートインパルスは3番手付近。カキツバタロイヤル、ツルオカオウジらは好位追走。4F過ぎでツルオカオウジが外目を追走するカキツバタロイヤルをマークするように外目にポジションをつけ、勢いのまま人気馬2頭が外目から先頭に躍り出て直線へ。 一旦は2頭の一騎打ちに思われたが、仕掛けを送らせたムンロ騎手のスマートインパルスが、外の人気馬2頭の脚元を掬うように抜け出し。斤量差もあったが、人気馬よりもロスのないレース振りも光り、見事、重賞初制覇となった。

勝ったスマートインパルスは船橋の川島正行厩舎からデビューするも、一時は名古屋競馬に移籍。今夏から4つ目の在籍厩舎となる大井の三坂盛雄厩舎に在籍すると、そこから5連勝。2走前は土をつけたが、前走A3クラスのレースも快勝。既に活躍中の同世代のツルオカオウジを封じて、重賞初制覇となった。馬主は大川徹氏、生産者は日高の豊洋牧場。

【アラン・ムンロ騎手のコメント】
「ドウモ、アリガトウ。トレーナーからは乗り難しい馬じゃないと聞いていましたが、3コーナーで気を抜く面があるから気をつけてくれと言われていましたので、そこに気をつけました。
御神本騎手の怪我は心が痛むが、本当にラッキーな重賞勝利でした。御神本騎手には寿司を奢りたいと思います。大井のジョッキーは闘争心に溢れる騎手ばかりで勝つのは難しいことですが、楽しんで騎乗させてもらっています」

スマートインパルス
(牡4、大井・三坂盛厩舎)
父:スパイキュール
母:ホウヨウセゾン
母父:タマモクロス
通算成績:30戦11勝


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