ブービー人気・マイネプリンセスが波乱演出…ターコイズS

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11年12月4日(日)、5回中山2日目11Rでターコイズステークス(芝1600m)が行なわれ、柴田 大知騎手騎乗の14番人気・マイネプリンセスが、3番手追走から直線抜け出して、波乱を演出した。勝ちタイムは1:33.6(稍)。

2着には1/2馬身差で4番人気・ギンザボナンザ(牝4、美浦・池上厩舎)、3着には8番人気・エオリアンハープ(牝5、美浦・宗像厩舎)が続いて入線した。 1番人気に支持されたエーシンハーバーは10着に敗れた。

勝ったマイネプリンセスは降級を挟んで、今春に準オープンクラスに在籍していたが、近走はひと押し続きの結果。しかし、51キロのハンデ、積極的なレース運びも功を奏したか?外枠不利の中山マイル戦を大外枠から押し切ってみせた。
同馬は半姉に04年の共同通信杯を制したマイネルデュプレがいる血統。馬主は株式会社 サラブレッドクラブ・ラフィアン、生産者は新冠のビッグレッドファーム。馬名の意味由来は「冠名+王女」。

1着 マイネプリンセス(柴田大騎手)
「前残りの馬場。外枠でしたので、中途半端な位置だと外々を回ることになると思い、ゲートを出していきました。道中はスムーズに運べ、直線も渋太くがんばってくれましたよ。状態が上がっていたのでしょう。51キロの恵量も生きましたね」

2着 ギンザボナンザ(田辺騎手)
「ペースが落ち着いたうえ、狭くなってかかってしまった。それでも直線はよく伸び、あと一歩のところまで迫っています。力がありますよ」

3着 エオリアンハープ(木幡騎手)
「調子は良く、秘かに一発を狙っていたよ。スタートが決まり、出たなりでリズム良く進められた。ただ、ちょっと窮屈になり、馬が気を遣っていた。あれがなければと悔まれる」

4着 クーデグレイス(武士沢騎手)
「この条件は合いますし、よくがんばっています。欲を言えば、もっと前へ行きたかったし、もっと流れてほしかったですね」

5着 デルマドゥルガー(今野忠成騎手)
「すぱっと切れないけど、長く脚を使う馬。牝にしてはどっしりしているし、背中もいいよ」

6着 ダンスファンタジア(後藤騎手)
「前走にしても差はそうない。能力はあるし、道中の感触は悪くなかった。ただ、直線はごちゃついてしまったからね。広いところで脚を使わせたかったよ」

10着 エーシンハーバー(C・ウィリアムズ騎手)
「状態は良かったが、真面目に走りすぎる面が堪えたね。息が入らず、最後は一杯になってしまったよ。ただ、いいスピードがあり、これが実力ではない。折り合い次第では1600mでもやれるし、1400mならさらにいい」

13着 フォーエバーマーク(三浦騎手)
「距離が微妙に長い。道悪も良くないね」

15着 アンシェルブルー(田中勝騎手)
「前走のように終いを生かすかたちがいい」

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マイネプリンセス
(牝5、美浦・畠山重厩舎)
父:アグネスデジタル
母:マイネカトリーヌ
母父:トニービン
通算成績:24戦5勝


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