中央勢一蹴!クラーベセクレタ…クイーン賞

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今年の南関東クラシック2冠馬・クラーベセクレタにとって、初めての地元・船橋競馬場でのレースとなったクイーン賞。
ファンの期待も地元のヒロイン候補を後押しするかのように、中央勢を差し置いて単勝1.5倍の1番人気と支持を集めたが、外目3番手追走からプレシャスジェムズとの一騎打ちを制し、見事、交流重賞初勝利を挙げた。

レースはエーシンクールディがハナ。それに並ぶようにプレシャスジェムズ、クラーベセクレタが続き、その他の中央勢も続く形でスローペース。
そのペースもあって有力勢が先頭に密集した形でレースは進んだが、3コーナーで手応えに勝るプレシャスジェムズを尻目に戸崎騎手のアクションは先に動く。
一見、クラーベセクレタが馬群に沈むかと危惧されたが、最後は先に抜け出したライバルをキッチリととらえ、差し切ってみせた。

「スローになっても対応出来るのが、この馬のセンスですね。勿論、時計が速くなっても対応出来るし、これから中央勢相手に頑張ってくれると思いますよ」とは騎乗した戸崎圭太騎手

管理する川島正行調教師も「今回は戸崎君が最終追い切りに騎乗しましたが、初めて調教に跨ったこともあり、多少、軽い内容になってしまいました。それが3コーナーのアクションにつながったのかもしれません」と振り返る。

JBCレディスクラシックの上位陣らダートの牝馬戦線でトップクラスを形成するライバル達は不在だったものの、余裕残しの仕上げで中央勢を一蹴するのだから、牝馬ながら南関東2冠を制した実力は、やはりダテではない。今後のローテーションは未定とのことだが、2012年のダート牝馬戦線はクラーベセクレタがミラクルレジェンドら、中央勢に待ったをかけるだろう。