素質馬揃いのクラシック

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シンザン記念を制したアントニオバローズ(牡3、栗東・武田厩舎)は賞金を加算できたことで、クラシックへ向けてのローテーションにゆとりが生まれた。
「今朝(14日)まで運動にして明日から馬場で乗る予定。馬の調子を見て次にどこを使うか決めたい」と武田師が言えば、「関東圏(中山、東京)も経験させたい」と角田騎手。

一方、ビオラSで2連勝を飾ったキタサンガイセン(牡3、栗東・松田博厩舎)はきさらぎ賞へ向かう。
「まだトモなど全体に力が付き切っていない状態であれだけ走るんだから能力は相当なモノがある」と松田博師は素質の高さにゾッコン。3連勝で重賞初制覇を目指す。

そのきさらぎ賞には、寒竹賞で2勝目を挙げたベストメンバー(牡3、栗東・宮本厩舎)が四位騎手とのコンビで出走予定。
「前走は今後に向けて収穫の多いレースをしてくれた。相手は揃うがいずれは強い馬と戦うのでここでどこまでやれるか楽しみにしている」と宮本師も期待を寄せていた。

朝日杯FSの覇者セイウンワンダー(牡3、栗東・領家厩舎)、重賞2連勝中のロジユニヴァース(牡3、美浦・萩原厩舎)が一歩リードの感がある現状の牡馬クラシック戦線だが、それ以外の馬も素質十分。
見ごたえのあるクラシック本番は間違いなし。前哨戦から要チェックだ。