ウオッカ、宝塚記念回避

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 競馬界に大きな衝撃が走った。昨年度のリーディングサイアーに輝いた名種牡馬アグネスタキオン(11歳牡)が、22日午後5時30分ごろ、けい養先の社台スタリオンステーションで急死した。詳しい死因は不明で調査中だが、前日の21日に牧場見学ツアーで元気な姿を見せていたばかりか、この日も午後までは変わった様子もなかったという。
 この世に遺したのはわずかに8世代。現役のダービー馬ディープスカイ、グランプリホースのダイワスカーレットなどを輩出しており、日本競馬史上最高の評価を得た父サンデーサイレンスの後継馬として、今後のさらなる活躍が期待される矢先での悲報だった。。
なお、この名種牡馬の死による損失額は、ざっと50億円以上に上る可能性があると目されている。
『タキオン』とは、超高速の素粒子のこと。
アグネスタキオンは、いみじくもその名のとおり、瞬く間に短い一生を駆け抜けてしまった。