【エリ女】大目標へヴィルシーナ「使ってガラッと変わってくる」

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10日(日)に行われるエリザベス女王杯(G1)に出走予定のヴィルシーナ(牝4、栗東・友道厩舎)を管理する友道康夫調教師の一問一答は以下の通り(11/6、最終追い切り後)。

-:まずは、前走の京都大賞典を振り返っていただけますか?

友道康夫調教師:展開は、こちらが思っていたものではなく、ハナに行く形になったんですけれど、最後はよく踏ん張っていたと思います。

-:着順は8着でしたが、勝ち馬とはそれほど差がありませんでしたね。

友:そうですね。着順はちょっと悪かったんですけれど、そこまで差はなかったので。前走に関しては悲観する内容ではなかったと思います。

-:それに前走は4ヶ月ぶりの競馬となりました。

友:あくまでも今回が最大の目標だったので、前走時は、一度使ってここへという具合でした。

-:その前走は、馬体重が16キロも増えていました。この辺りはどういう思惑だったのですか?

友:数字は増えていましたが、太め感はありません。今年の夏に馬が成長して、一回りくらい大きくなっていたので成長分だと思います。

-:そうすると、今回の馬体重が極端なマイナスになるということは無いと見ていいのでしょうか。

友:ええ。そんなに減ることはないと思います。

-:京都大賞典は、やはり使い出し。あくまでも今回が本番。そういう思いでしょうか。

友:そうですね。その通りです。

-:前走を使ってからここまでで馬の状態はいかがでしょう。

友:2400mの競馬を使ったことで馬にも落ち着きが出てきましたし、調教でも折り合いが付くようになってきました。

-:最終追い切りは坂路で行われました。動きはいかがでしたか?

友:今日は、併せて軽く仕掛けて反応を見てもらう程度に乗ってもらいましたが、動きは良かったと思います。

-:先週は、CWでかなり強目に追われているようですけれど。

友:ええ。一週前には、CWでジョッキーに乗ってもらってシッカリとやりました。

-:ヴィクトリアマイルの時もそうでしたが、レースを一度使ってガラッと変わりましたよね。

友:春はヴィクトリアマイルを目標にしていましたし、今回はエリザベス女王杯を目標にしてきたので、一度使ってガラッと変わってくると思います。

-:エリザベス女王杯というと、去年の悔しい思い出がよぎるかと思います。

友:去年はずっと悔しい思いをしてきましたが、今年の春は念願のG1をひとつ獲れまして、また秋ももうひとつ何とか獲りたいと思います。

-:気になるのは天気予報くらいになりますかね?

友:去年のような馬場にならなければ大丈夫だと思います。

-:今年は4歳になり、3歳馬も出てきてのレースとなります。

友:3歳世代との初対決になりますが、今の4歳世代は強いと思いますので、何とか頑張ってもらいたいです。

-:友道調教師としても、4歳世代を代表する1頭として力を見せたいという思いがあるかと思います。

友:そうですね。やっぱり4歳の代表として良い競馬をして欲しいですよね。

-:数多くのヴィルシーナのファンに改めて抱負をお願いします。

友:この秋は、本当にこのエリザベス女王杯だけを目標に調教してきて、馬も良い感じで出走できると思います。応援よろしくお願いします。