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平林雅芳の目(9/26.27)
2009/9/29(火)
日曜阪神10R
神戸新聞杯(JpnⅡ)
芝2400m
勝ちタイム2.24.2
勝ち馬:イコピコ(牡3、栗東・西園厩舎)
■秋が来ればマンハッタンカフェの血が騒ぐ、イコピコだ!
マイペースの逃げで、誰にも並ばれずに直線に入ってきたリーチザクラウン。
残り1Fを過ぎて、最後の踏ん張りを見せてもう一度伸びかけていたが、横並びの後続から馬場の真ん中をイコピコが凄い伸び脚を見せて並び交わして、先頭に踊り出た。
最後は2馬身もの差をあけてのゴールとなった。
アンライバルドでもなくセイウンワンダーでもない伏兵のイコピコに先着を許してしまったリーチザクラウンだが、十分に折り合えるレースをしてのものだっただけに、負けても納得の内容と言えよう・・・。
パドックで馬を観ていて、リーチザクラウンは数字ほどのマイナスには見えなかった。
確かに腹目の薄い馬、でもいつもこんな感じの馬体である。
ダービー時が増えていたもの。
その前のレースからの馬体減と解釈していいと、いい方に判断。
むしろアプレザンレーヴの大幅馬体増の方が気になった。
確かに立派な体との印象を受けた。
そして、「アンライバルドは馬体の艶が今ひとつ良く見えないな~」とひとり言のようにパドックでつぶやいていたが・・・。
ゲートが開いて、最初から行く姿勢は見せないリーチザクラウン武豊J。
ジワッと行って最初のコーナーに入る時には先頭、でも後続をそんなに離さない逃げだ。
2コーナーを廻ったところで少し後ろに差を開けたが、それでも2馬身ぐらいでペースは淡々としたもの。
前のグループにセイウンワンダー、アントニオバローズ、そしてアンライバルドを含む7頭ぐらいが一団となって続いた。
そこから4馬身ぐらい離れたポツンとした位置にイコピコ。
その後ろに、トライアンフマーチにシェーンヴァルドらが続き、けっこう縦長の隊列となった。
3コーナー手前あたりで、『1000メートル通過が1分ぐらい』という場内アナウンサーの声が聞こえた。
3コーナーから4コーナーにかけて、2番手にレッドシャガールが上がって、前を行くリーチザクラウンの直ぐ後ろにつけた。
セイウンワンダー、トモロポケットと、前のグループもまだ脱落するものもなく、最終のカーヴを廻って直線に入ってきた。
1馬身と離さない逃げで、リーチザクラウンが後続を引き連れて最後の1ハロンを迎えた。
外廻りの直線入り口を過ぎて、内廻りの4コーナーとなる空間を過ぎてから追い出したリーチザクラン。
その鞍上に応えるように、もうひと伸びしかけたリーチザクラウン。
それに迫るセイウンワンダー、その外へアンライバルドが脚を伸ばしてきたが、リーチザクラウンを交わすまでの勢いが出ない。と思った瞬間に、その外から一頭凄い脚で突っ込んできていた。
イコピコだ!
馬体が内外離れているので良くは判らないが、勢いからして外の伸びがいい。
場内放送も早くも『イコピコが先頭!』と言っていた。
そして、2馬身もの差を開けて神戸新聞杯をイコピコが制した。
検量室の後ろにあるパトロールビデオで、レースをジックリと観なおした。
イコピコは、中団のちょうどポケットのような処をポツンと追走していた。
最初は外目にいたのだが、3コーナーから4コーナーまでは内目に入り、直線で外へ出してきた。 一旦外から追い上げてきていたアンライバルドの内、アントニオバローズとの間を突こうかという動きもあった様だが、少し狭いのか、さらに外へと進路を取った。
そして、先に前に出たアンライバルドの外から、最初は少し内にもたれ気味な感じだったが、それから鞍上四位Jのステッキに呼応して前に伸びる脚を繰り出した、そんな感じであった。
引き上げてきた四位Jが馬上から、『うまく前が流れてくれたよ~』と待ち構える厩舎スタッフの方へと声をかけていた。
武豊Jも『今日が一番折り合えた』と、負けても収穫ありの雰囲気で引き上げてきた。
アンライバルドは伸びなかった。
2コーナー過ぎあたりの前半場面で、ちょっと行きたがっていた処はあったのは確か。
でも秋緒戦ではあるが、もっと切れるアンライバルドを想像していただけにちょっと物足りない。
アプレザンレーヴは見所がなかった。やはり太いのか?
アントニオバローズも止まってしまっていた。
やはりケイコと実戦では大違いである。
春の実績もまだまだ信用はならない。
ダービー前日にオープン入りしたイコピコが、7月のラジオNIKKEIで4着と使ってきているのも動ける材料でもあったのだろうし、その後の夏休みで大きな成長度合いを見せていたのだろう。
さあ本番の菊花賞はどう変化を見せるのか、はたまた神戸新聞杯が大きな鍵を握っているのか。
これからが検証であり宿題である。
まだまだ答えは出てないように思えるが・・。
神戸新聞杯(JpnⅡ)
芝2400m
勝ちタイム2.24.2
勝ち馬:イコピコ(牡3、栗東・西園厩舎)
■秋が来ればマンハッタンカフェの血が騒ぐ、イコピコだ!
マイペースの逃げで、誰にも並ばれずに直線に入ってきたリーチザクラウン。
残り1Fを過ぎて、最後の踏ん張りを見せてもう一度伸びかけていたが、横並びの後続から馬場の真ん中をイコピコが凄い伸び脚を見せて並び交わして、先頭に踊り出た。
最後は2馬身もの差をあけてのゴールとなった。
アンライバルドでもなくセイウンワンダーでもない伏兵のイコピコに先着を許してしまったリーチザクラウンだが、十分に折り合えるレースをしてのものだっただけに、負けても納得の内容と言えよう・・・。
パドックで馬を観ていて、リーチザクラウンは数字ほどのマイナスには見えなかった。
確かに腹目の薄い馬、でもいつもこんな感じの馬体である。
ダービー時が増えていたもの。
その前のレースからの馬体減と解釈していいと、いい方に判断。
むしろアプレザンレーヴの大幅馬体増の方が気になった。
確かに立派な体との印象を受けた。
そして、「アンライバルドは馬体の艶が今ひとつ良く見えないな~」とひとり言のようにパドックでつぶやいていたが・・・。
ゲートが開いて、最初から行く姿勢は見せないリーチザクラウン武豊J。
ジワッと行って最初のコーナーに入る時には先頭、でも後続をそんなに離さない逃げだ。
2コーナーを廻ったところで少し後ろに差を開けたが、それでも2馬身ぐらいでペースは淡々としたもの。
前のグループにセイウンワンダー、アントニオバローズ、そしてアンライバルドを含む7頭ぐらいが一団となって続いた。
そこから4馬身ぐらい離れたポツンとした位置にイコピコ。
その後ろに、トライアンフマーチにシェーンヴァルドらが続き、けっこう縦長の隊列となった。
3コーナー手前あたりで、『1000メートル通過が1分ぐらい』という場内アナウンサーの声が聞こえた。
3コーナーから4コーナーにかけて、2番手にレッドシャガールが上がって、前を行くリーチザクラウンの直ぐ後ろにつけた。
セイウンワンダー、トモロポケットと、前のグループもまだ脱落するものもなく、最終のカーヴを廻って直線に入ってきた。
1馬身と離さない逃げで、リーチザクラウンが後続を引き連れて最後の1ハロンを迎えた。
外廻りの直線入り口を過ぎて、内廻りの4コーナーとなる空間を過ぎてから追い出したリーチザクラン。
その鞍上に応えるように、もうひと伸びしかけたリーチザクラウン。
それに迫るセイウンワンダー、その外へアンライバルドが脚を伸ばしてきたが、リーチザクラウンを交わすまでの勢いが出ない。と思った瞬間に、その外から一頭凄い脚で突っ込んできていた。
イコピコだ!
馬体が内外離れているので良くは判らないが、勢いからして外の伸びがいい。
場内放送も早くも『イコピコが先頭!』と言っていた。
そして、2馬身もの差を開けて神戸新聞杯をイコピコが制した。
検量室の後ろにあるパトロールビデオで、レースをジックリと観なおした。
イコピコは、中団のちょうどポケットのような処をポツンと追走していた。
最初は外目にいたのだが、3コーナーから4コーナーまでは内目に入り、直線で外へ出してきた。 一旦外から追い上げてきていたアンライバルドの内、アントニオバローズとの間を突こうかという動きもあった様だが、少し狭いのか、さらに外へと進路を取った。
そして、先に前に出たアンライバルドの外から、最初は少し内にもたれ気味な感じだったが、それから鞍上四位Jのステッキに呼応して前に伸びる脚を繰り出した、そんな感じであった。
引き上げてきた四位Jが馬上から、『うまく前が流れてくれたよ~』と待ち構える厩舎スタッフの方へと声をかけていた。
武豊Jも『今日が一番折り合えた』と、負けても収穫ありの雰囲気で引き上げてきた。
アンライバルドは伸びなかった。
2コーナー過ぎあたりの前半場面で、ちょっと行きたがっていた処はあったのは確か。
でも秋緒戦ではあるが、もっと切れるアンライバルドを想像していただけにちょっと物足りない。
アプレザンレーヴは見所がなかった。やはり太いのか?
アントニオバローズも止まってしまっていた。
やはりケイコと実戦では大違いである。
春の実績もまだまだ信用はならない。
ダービー前日にオープン入りしたイコピコが、7月のラジオNIKKEIで4着と使ってきているのも動ける材料でもあったのだろうし、その後の夏休みで大きな成長度合いを見せていたのだろう。
さあ本番の菊花賞はどう変化を見せるのか、はたまた神戸新聞杯が大きな鍵を握っているのか。
これからが検証であり宿題である。
まだまだ答えは出てないように思えるが・・。
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