研究員がレポート!友道康夫調教師共同インタビュー

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栗東トレセンで、菊花賞に出走予定のアンライバルドアドマイヤメジャーを管理する友道康夫調教師の共同インタビューが開かれました。


-:アンライバルドの友道調教師にお話をうかがいます。
いよいよ本番が迫ってきましたが、心境はいかがですか?

友:そうですね。いつも通り平常心です。

-:アンライバルドはチップウッドでの最終追い切り終えましたが、その感触からお聞かせください。

友:先週も今週もジョッキーに乗ってもらったんですけども、追い切りのいつもの課題でもある「折り合い」に気をつけて乗ってもらって、先週も、今日もこちらが思っていた通りの追い切りが出来たと思います。

-:得点を与えるとするならば、何点くらいの追い切りですか?

友:もう、百点満点ですね。

-:こちらのスタンドから様子を見続けていてようでしたが?

友:馬場に入る一歩目からみていたんですけれども、徐々にスピードアップして、本当にスムーズな追い切りができたと思います。

-:神戸新聞杯を振り返って頂きたいのですが、いかがでしたか?

友:着順は4着だったんですけども、春に比べれば、神戸新聞杯当日の落ち着きは、かなりの落ち着きがあったので、内容的には満足しています。

-:今、「落ち着き」というお話がありましたが、春に比べれば、落ち着きは変わってきましたか?

友:8月の7日くらいに栗東に帰って来たんですけども、その時から落ち着きがありまして、ひと夏越して、かなり成長したなっていうのが感じられました。

-:馬体に関してはいかがですか?

友:数字的には、そんなに増えてはいないんですけども、春はまだ子供っぽい体だったのが、秋は筋肉にメリハリがついて、競走馬らしい体つきになってきました。

-:先ほど、岩田騎手にお話をうかがいましたが、とにかく気をつけるのは折り合いだと、お話されてました。調教の中で、折り合いをつけるような工夫はされたのでしょうか?

友:日頃から長めに乗ったり、今回は2週にわたって岩田騎手に乗ってもらって、直前の様子とか気配を確かめてもらい、その感覚をつかんで競馬に乗ってもらいたいなと思います。

-:本番に向けて人事はつくしましたか?

友:3,000m走れるような調教は全てやったと思います。

-:いま、お話にでました「3,000m」という距離に関してはいかがですか?

友:この馬の場合、スタミナは十分持っていると思うんですけども、それをいつ使えるのか?というのが、一番のカギになるので・・・。やはり、前走のような競馬じゃ、3,000mは向かないと思うので、1周目はソロ~っと回って、2周目は坂辺りから、徐々にペースをあげて行ければ、距離は十分に持つと思います。

-:少しだけ気になるのが、週末、天気がちょっと下り坂という予報が出ていますが?

友:そうですね。昨日までは晴れ予報だったんですけども、昨日の天気予報みたら、天気が悪くなっていたんですけども、まぁ少々の雨であれば、こなせると思います。ダービーの時のような感じでなければ。

-:皐月賞馬の復活を願っているファンも多いと思いますが、ファンに向かって一言お願い致します。

友:菊花賞は「一番強い馬が勝つ」と昔から言われてるんですけども、やはり、ここで勝って、この馬が一番強いことを証明したいと思います。
菊花賞に勝てる調教をやってきて、馬の方もそれに応えてくれて、勝てるくらいの調子にはあります。ファンの皆さんも応援よろしくお願い致します。



-:続いて、アドマイヤメジャーについて、おうかがいいたします。まず、追い切りの内容と感触からお願いたします。

友:水曜日にやったんですけれども、前に馬を置いて、追いかけて、ゴール前で先着してもらって、いい感じだったと思います。

-:前走がセントライト記念でしたが、こちらの内容についてはいかがですか?

友:競馬自体は最初にで遅れちゃって、最後までそれが響いたと思うんですけども、こっちが思っている以上に終いもいい脚で伸びてきてくれて、着順は4着で権利がとれなかったんですけれども、内容自体は満足しています。

-:セントライト記念までは、3連勝でしたよね?このポテンシャルに関しては、どう感じていらっしゃりますか?

友:未勝利勝つまで、4戦くらいは要したんですけども、未勝利からは3連勝で、いつもこちらが思っている以上に、競馬に行けば強い内容で、強い勝ち方をしてくれるというか、もともと凄いポテンシャルはあるんですけれども、競馬に行くと一生懸命走るというか、真面目な馬なんで、それが一番のセールスポイントで、競馬に行くと僕が思っている以上の走りをみせてくれます。

-:アドマイヤメジャーにとっては、どうゆうタイプのレースが一番理想的だといえそうですか?

友:この馬にとっては、折り合いは心配ないと思うので、どんな競馬でもできると思います。

-:距離の3,000mに関してはいかがですか?

友:心配していません。

-:抽選が6/7ということですが、(アンライバルドと)ワン・ツーなんてことも・・・?

友:そうなれば一番いいですけども(笑)

-:それでは、アドマイヤメジャーを応援してくれるファンも多いと思いますが、ファンに向かって一言お願い致します。

友:春の2冠には間に合わなかったですけれども、最後の1冠にはなんとか間に合いそうなので、春の分走ってくれれば、菊花賞も十分、チャンスあると思います。応援宜しくお願い致します。


アンライバルド
(牡3、栗東・友道厩舎)
父:ネオユニヴァース
母:バレークイーン
母父:Sadler’s Wells
半兄:フサイチコンコルド
通算成績:7戦4勝
重賞勝利:
09年皐月賞(G1)
09年フジTVスプリングS(G2)

アドマイヤメジャー
(牡3、栗東・友道厩舎)
父:アグネスタキオン
母:ティエッチマンボ
母父:Kingmambo
近親:クロフネ
通算成績:7戦3勝



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