東京競馬でダートの新星誕生

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●10/31(土)の東京競馬第5レースの新馬戦で、蛯名正義騎手騎乗のバルーンがダート1400mを1.27.2のタイムで勝ち、見事にデビュー初戦を白星で飾った。

「返し馬の時から、なかなかしっかりした馬だと感じ、良い競馬が出来るんじゃないかと思った」と、蛯名騎手もレース前から能力の高さを感じていた様子。
「レースもご覧の通り、スムーズに出て行って、道中もいいところを突いて行けた。前にいる馬を出来るだけかわいがりながら、タイミングを待って追い出した」と、まさに完勝といったレース内容だった。
今後の展望に関して、蛯名騎手は「ある程度距離は持ちそう。現状ではダートの方がいいと思う」と語った。

管理する矢野英一調教師も「イメージ通りのレースだった」と、してやったりの表情を浮かべる。
「次走は次開催東京最終週のダート1600(500万下)を予定しています」と矢野英師。
そこも勝って、無傷でのオープン入りを果たせるか。
今後も要注目だ。

●同日の東京競馬第8レース、3歳上500万下の勝ち馬エイシンワールドも今後注目したい一頭。
後方でレースを進め、最後の直線だけで前を行く馬を全て交わすインパクト大の走りを見せた。

手綱を取った伊藤工真騎手も「力が違った感じです。最後の直線もどこを通ろうか選ぶ余裕があるくらいでした。上のクラスでもやれると思います」とコメント。

調教師リーディングで上位に食い込んでいる久保田厩舎にとっても、楽しみな馬が軌道に乗ってきた。


バルーン
(牡2、美浦・矢野英厩舎)
父:バブルガムフェロー
母:スイートソウル
母父:ソウルオブザマター

エイシンワールド
(牡3、美浦・久保田厩舎)
父:ネオユニヴァース
母:ダンツライラック
母父:Barathea
通算成績:15戦2勝