【有馬記念】戻った!一昨年覇者ゴールドシップ「全然違う」

24日、有馬記念(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。凱旋門賞に挑戦したフランス遠征からの帰国初戦となるゴールドシップ(牡5、栗東・須貝尚厩舎)は岩田康誠騎手が騎乗。坂路で準オープンのアドマイヤランディをパートナーに、終い一杯に追われ、ゴールでは大きく先着。4F52.1ー38.4ー25.0ー12.8秒を叩き出す迫力満点の豪快スパーを披露した。

相手のレベルがまるで違うとはいえ、ジャスタウェイにアオられた先週とは打って変わって、今週はこの馬らしいパワフルなフットワークでパートナーを圧倒。「先週に比べても全然違う追い切りができましたし、素晴らしい追い切りができました」と手綱をとった岩田騎手も満点のジャッジだ。

前回騎乗した阪神大賞典では、番手追走からのちにオーストラリアのG1を勝つアドマイヤラクティに3馬身半差をつけ、ピッタリと息の合うところを証明。馬の方もこの中山では2年前の皐月賞と有馬記念を快勝。まだ復調途上だった昨年の有馬記念でも3着と踏ん張り、コース相性の良さは誰もが認めるところだ。

史上最高といわれたジャパンC組を最後まで抑えて堂々とファン投票1位に選出。多くのファンの期待に応える瞬間はすぐそこまで来ている。

ゴールドシップ

迫力満点のフットワークを見せたゴールドシップ



12月28日(日)に行われる有馬記念(G1)の最終追い切りが、栗東トレセンにて行われた。
ゴールドシップに騎乗する岩田康誠騎手の一問一答は以下の通り。

●先週から一段と良化「素晴らしい追い切りができました」

-:追い切りに乗っての印象はいかがでしょうか?

岩田康誠騎手:先週に比べても全然違う追い切りができましたし、素晴らしい追い切りができました。

-:先週と比べても、それだけ良くなっているということでしょうか?

岩:ええ。気を抜かさずに、コーナーを過ぎて、並びかけて一気にハミをかけ、最後まで集中して走ってくれました。

-:岩田さんから見ても、自信を持って臨めるというデキにあると見てもよろしいでしょうか?

岩:そうですね。先週がちょっと動きに不満があったので。今日追い切りに乗せてもらったのですが、走れる状態だと思いますし、いいレースが出来ると思います。

-:岩田ジョッキーは今年の阪神大賞典で初めてコンビを組まれましたが、その時の印象はどうだったのでしょうか?

岩:レースも前の方に付けられたのですが、印象というと“凄く力強い走りをするな”という印象はありましたし、“こういうレースもできるんだな”と思いました。

-:そこから、時が経ちました。何か変化というものは、岩田さん見て感じとれたでしょうか?

岩:変化というより、張りも凄いですし、凄く力強い走りをしていますね。

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●枠にこだわりなし「まずゲートだけ集中」

-:今回は中山の2500mという舞台ですが、その舞台の難しさは岩田さんがどんなところに感じていらっしゃいますか?

岩:スタートしてすぐコーナーですし、ゲート次第ではどこからでもいいっていう競馬は頭には描いているんです。

-:希望の枠はありますでしょうか?

岩:希望の枠はどこでもいいので、まずゲートだけ集中して、スタートを切れれば、と思います。

-:今回ファン投票1位ということになりましたが、そのあたりのプレッシャーなどはどうでしょうか?

岩:こういう馬に乗せてもらえるというのは本当に光栄に思いますし、ファン投票1位にふさわしいレースをしなければいけないですし、大事な一戦なんで頑張ります。

-:最後に、ファンも非常に多い馬ですので、ファンの皆さんに向けてひと言お願いします。

岩:年末最後の大レースなので、いいレースを期待して下さい。よろしくお願いします。

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